広く浅く

色んな事をつらつらと 本の感想をネタバレ含めて書いてます

読書

空に牡丹 大島真寿美

花火に魅入られた男の一生 夏なので読んでみた あらすじ 一族に代々語り継がれる人物がいる 何か偉業を成し遂げたというわけでもないのに 静助さんの話だけ伝わっている 時は明治の話 静助さんは丹賀宇多村の名主・可津倉家庄左衛門の息子 後妻粂との間に生…

冬の蝶 平谷美樹

修法師百夜シリーズの1作品目 「ゴミソの鐵次」というシリーズのスピンオフらしい 全く知らずにこちらの百夜シリーズを手にとってしまった まぁとりあえず あらすじ 盲目で声の出ない少女・百夜は修法師、祈祷を生業にしている はるばる津軽から江戸へとや…

自分のことは諦めていた姫の成長物語:牛姫の嫁入り

想像以上にいい話だった 題名から推測するに、牛姫と呼ばれる姫が嫁ぎ先で何かをする話かな と思っていたら全く違って まず、はじめの段階では嫁がない 話のあらすじはこう 貧しい旗本の加納家は逆玉を狙うべく、美女と名高い藤代家の重姫を誘拐し加納家の顔…

散らばった事象が一つに収束していく感覚:鹿の王 下巻

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐ 作者: 上橋菜穂子 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/09/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (40件) を見る タイトルにも書いた通り 一つに繋がっていく感覚が素晴らしい下巻 生き残ったヴァンとユナ 黒…

植物と会話が出来る一家の旅物語

花咲家の旅 (徳間文庫) 作者: 村山早紀 出版社/メーカー: 徳間書店 発売日: 2015/08/07 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 花咲家シリーズの3作品目 植物と会話が出来る一家花咲家 そんなかれらのそれぞれの旅物語が語られる 植物と会話て…

ほのぼのターンとシリアスターンが交互に迫るファンタジー

鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐ 作者: 上橋菜穂子 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/09/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (45件) を見る 鹿の王 上巻を読み終わった感想とか その前に軽くあらすじを 先の戦いで奴隷となった主人公ヴ…

笑いありちょっぴり涙ありのエッセイ

『神さまたちの遊ぶ庭』 神さまたちの遊ぶ庭 作者: 宮下奈都 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2015/01/16 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 2016年度の本屋大賞にも選ばれた宮下奈都さんの北海道での暮らしを描いたエッセイ 宮下さんの…

心温まる感動小説

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 大山淳子 猫弁【完全版】 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/02/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (12件) を見…

猫の手、貸します 猫の手屋繁盛記 かたやま和華

猫の姿となった武士が、「猫の手」というなんでも屋を開業してあれこれ奮闘する話。 シリーズ物 人が動物の形になってしまうという話なら、ジブリの紅の豚が有名ですが 本作では、23歳の武士である近山宗太郎が白い猫の姿に突然変身してしまい、その姿のまま…

スタープレイヤー ・ ヘブンメイカー 恒川光太郎

突然現れた白塗りの人物に異世界へと放り出され、10の願いを叶えることが出来るスターボードを手渡された女主人公の話(スタープレイヤー) 前作に出てきた『ヘブン』を主軸とした話(ヘブンメイカー) よくある異世界召喚物とはひと味違う 1作目スタープレ…

伏木商店街の不思議 太田忠司

31話の不思議な商店街にまつわるショートショート よくこんなに思いつくなぁと、流石小説家 1編1編の物語だけでも、長編になりそうなボリュームなのに あっさりと、ショートショートで読ませる力量 話の内容は、ちょっと怖いもの系から心温まる系夢があ…

烏に単は似合わない 阿部智里

和製ファンタジーな作品 八咫烏(ヤタガラス)の一族には宗家、東西南北各家とあり暮らしていた。 宗家の皇太子が年頃となると、東西南北各家から姫を一人ずつ后候補として桜花宮に呼びともに暮らす。 そこに選ばられた、東家の二の姫、西家の真赭の薄、南家…

本日は、お日柄もよく 原田マハ

ずっと好きだった幼なじみの結婚式に出席した主人公こと葉、そこで運命の出会いをする。スピーチライターである久遠久美である。 久美のスピーチにいたく感動したこと葉、近々親友の結婚式で友人代表スピーチを頼まれていたので久美に相談しに行くことに。 …

怪しい店 有栖川有栖

火村英生シリーズのお店にまつわる短編集 1編目 古物の魔 古道具屋で遺体が発見される。死体となったのはこの店の店主。第一発見者は甥。 亡くなる前に「変なもんを掴んだわ」と言い残している。 容疑者は、甥の他に店主と男女の中かと疑われる女と、贋作を…

風のベーコンサンド 柴田よしき

女主人公が高原でカフェを営む話・・・だけではないのが見どころ。 以下感想ネタバレ 柴田さんで食べ物系と言えば、ばんざい屋シリーズですが 今回はカフェとあって、ちょいとおしゃれな食べ物が出てきます。 中でも、素性不明の男性・田中さん(仮)が注文…

2015年 印象に残ってる本達

今年読んだ本の中から印象に残ってる本を振り返ってみた。 おもかげ復元師 笹原留以子 おもかげ復元師 作者: 笹原留似子 出版社/メーカー: ポプラ社 発売日: 2012/08/07 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 2回 この商品を含むブログ (5…

純愛モラトリアム 椰月美智子

様々な年代・職業の人々を主人公にした恋愛短編集 なんだろう、モテる人はズルイと思う。 軽い気持ちで人の心をもてあそんで。 気軽い同士ならいいかもしれないけど、片方が本気なら悲しいし悔しい。 前半、「やさしい太陽」と「オオタニくんの不覚」の感想…

バルサの食卓 上橋菜穂子・チーム北海道

守り人シリーズ中心に上原菜穂子作品で出てくる、料理を実際に再現してみた本。 上橋菜穂子さんのエッセイ付きで写真とともに作り方が載っている。 うむ、これは深夜に読んだら駄目な本。 お腹が空いてたまらなくなる。 ので注意。 特に食べたいなぁと思った…

シロシロクビハダ 椰月美智子

化粧品、研究部に所属する箱理と家族を描く。 なんといっても話の肝になるのは、タイトルにもなっている祖母の白塗りだが 箱理と祖母にしか見えない、箱理の想像上の動物タコリであるとか すこしマイペースな箱理自身の世界観も見どころ。 本編とは関係ない…

古事記 池澤夏樹訳

言わずと知れた、古典の代表作である。 以前に、古事記の冒頭付近を竹田 恒泰さん訳で読んでいたけど、全編通して読んだのはこれが初めて。 古事記は上中下巻に分かれていて、上巻は神々や国が生まれ、中巻は初代天皇からヤマトタケル、下巻は16代天皇から33…

ダリアの笑顔 椰月美智子

とある家庭、綿貫家のそれぞれを主人公に語る短編集。 以下あらすじと感想(ネタバレ)

流れ行く者 守り人短編集 上橋菜穂子

バルサとタンダの10代を綴った短編集。 以下感想(ネタバレ)

ねじまき片想い ~おもちゃプランナー・宝子の冒険~ 柚木麻子

副題のおもちゃプランナーという言葉に惹かれて手にとった本 どんな職業か興味があって 以下感想とあらすじ(ネタバレ)