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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

ウィルがはじめてリーダーとして戦略を練る2巻(アラルエン戦記 (2) 炎橋 ジョン フラナガン)

アラルエン戦記 (2) 炎橋 ジョン フラナガン

アラルエン戦記 (2) 炎橋

あらすじ

最大の山場は2箇所。レンジャー訓練生ウィルがはじめて、師匠のホールトなしにリーダーとなり2人の仲間を守り戦略を練る場面。それと、ウィルと少女が捕らえられており戦場でモルガラスと一騎打ちをするホラスの場面。

前者の内容は、隣国ケルティカへの使者としてレンジャー・ギランとウィル、そして戦闘学校の訓練生・ホラスが旅立った。ケルティカで目の当たりにしたのはからっぽの村と一人の少女だった。少女は自身を召使いとなのるエヴァンリン。エヴァンリンは村がモルガラスのウォーガルに襲われて大半の人々は捕虜になったことを告げた。

そのことをダンカン王へと報告するためにギランは1人旅立つことになった。遅れてウィルたちも出発したが待っていたのは、ウォーガルとウォーガルに囚われたケルティカ人の行進だった。ダンカン王への元へ帰らずに、彼がどこへ行くかを突き止めようとするウィル、そうしてウィル達が見たものとはダンカン王の危機へとつながるものだった。

 

後半、ダンカン王とモルガラスの軍隊が衝突しあと一歩でダンカン王が勝つとなった時、モルガラスが休戦を申し出た。そして一騎打ちをホールとに申し込んだのだった。一騎打ちは騎士にしか認められないことを理由に断るダンカン王だったが、弟子のウィルを捕虜にしている事を知ったホールトはその申し出を受けようとしたその時、ホラスが果敢にも一騎打ちを自分が受けることを声高らかに宣言したのだった。果たして、モルガラスとホラスどちらが勝つのか?戦場の勝利は?訓練生のホラスがモルガラスに挑む!

 

感想

後半の伏線はみごとに回収されて、伏線だったのかあれはと気付いてワクワクした。

そしてホラスとモルガラスの一騎打ちはヒヤヒヤした。なんだろな、今作も前作もホラスが活躍していて、ホラスのことを好きになってきた。

前半の謎の少女の正体は本文中で明らかになるが、まだ本人の確認が取れてない。仮の正体のまま話は進む。そしてウィルと少女の行方が次巻へ続く。なんでここで終わるのか!?って思って先が気になる。

次巻に乞うご期待!!

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