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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

騎馬集団との戦闘(アラルエン戦記 (4) 銀葉 ジョン フラナガン)

アラルエン戦記 (4) 銀葉 ジョン フラナガン

アラルエン戦記 (4) 銀葉 (アラルエン戦記 4)

あらすじ

無事にウィルとエヴァンリンとホールトとホラスが合流して、喜びもつかの間

今度はスカンディアにテムジャイという騎馬集団が襲いかかろうとしていた

ホールトがテムジャイのさらなる目的がアラルエン侵略だと見抜き、スカンディアに助力をなかば脅しながら申し入れる

テムジャイに対抗するには、スカンディアが今までやってきた力で押す戦闘よりも

頭を使って攻略する戦闘が必要だとホールトに言われる

それでウィルが発案した弓の軍隊。スカンディアで捕虜となってた人々から、弓の

経験のあるものを選び、軍隊を作るという作戦

いっぱしのレンジャーというかリーダーの気質も見え隠れしているウィルに、何もできることがないと落ち込むエヴァンリン

彼女の取った行動が、テムジャイに一泡吹かせる作戦だった。

裏切り行為を目撃したエヴァンリン。スラーゴルがテムジャイをスカンディアに引き入れる算段をしている場面に出くわす

それが本当なら、とある作戦を思いつくホールト

それは作戦が何の滞りもなく進行していると見せかけて、島に置き去りにする方法だった

無事、一部の軍隊を島に置き去りに出来たホールト達

いよいよテムジャイがスカンディアに攻め入ろうとしていた

 

感想

ウィルとホラスの弓と盾の射撃施設というか、弓を撃った瞬間だけ盾を下げて射った後はもとに戻るという仕組み良く出来てる

統率のなせる技だと思う。ここで反感がなかったのは、ウィルが見せた凄腕の弓の腕前だったと思う

あたため草と奴隷の時の疲労で、一時は体力が落ちていたウィル

ちょっと心配だったが、そこは大丈夫なようになっているらしい

体力も戻り、弓の訓練も欠かさず続けていた

エヴァンリンの遊びの誘いにもめげず

そのエヴァンリンだ、元の国アラルエンに戻って、エヴァンリンがカサンドラとして元の王女へと戻りウィルは疎遠になってしまっていた

ホラスは騎士だったから、あまり気にならなかったとあったけれど
ウィルはホラスに嫉妬したりする場面もあったから、自分の立場とカサンドラの王女としての立場をアラルエンに戻ってきて再度自覚したのだろう

まだ4巻だから、ウィルとカサンドラの仲がどうなるかも見ものかな

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