あらすじ
のちの光源氏を生んだ母と、父の物語
貴族の生まれではないが、帝に愛されて、桐壺というところに住んでいた女性がいた
あまりにも帝が桐壺の更衣ばかり寵愛するので、桐壺は嫉妬されていた
そんな桐壺に男の子が生まれる
とても美しくまた聡明であったので、だれも文句を言えなかった
ところが、この男の子が3つになった時、桐壺が病気になり亡くなってしまう
桐壺が亡くなってからというもの帝は他の女性に関心がなくなってしまう
ある日亡くなった桐壺によく似た女性がいるという噂を聞いて
帝はその女性を入内させた
帝によくなついていた男の子(のちの光源氏)は帝がよく藤壺に行くので
自然と藤壺の宮に関心がいった
帝も、藤壺に幼くしてあなたによく似た母親を亡くした源氏を可愛がってやってくれ、と頼み、また源氏も母親を亡くした思いから、似ているという藤壺に関心を抱いた
源氏が元服を迎えた頃、縁談が持ち上がり
感想
青空文庫版を読んだのだけど、現代語に訳したのが与謝野晶子で驚き
あの有名人が訳していたとは・・・
実際読んでみて、思ったよりは読みやすく
それは新字新仮名のせいかもしれないけれども
楽しめた
内容のほうは
後宮入りしたのにある人ばかり寵愛されては、他の更衣たちから妬まれるだろうなぁ
その人しか目になかったのかもしれないけども、帝として桐壺を守るために上手く立ち回ってあげても良かったのじゃないかと思う
自分のことしか考えてない感じした。何様俺様帝様
光源氏は、あれだ
物心つく前に母親亡くして、母というものを知らずに成長したもんだから
母によく似たと言われている藤壺が気になる
母子ともに気の毒な生い立ちというか
でもこれから光源氏は華々しい恋愛をしていくはず
源氏物語、長いという印象しかなかったので今まで読んでなかったけれども
一つの話が意外と短くすんなりと読めた
全編で56編あるので
これくらいの長さなら割と読み切れるんじゃなかろうか
ちなみに桐壺は18ページあった