広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

レーエンデ国物語 月と太陽 多崎礼 ネタバレ感想

あれから約100年後 レーエンデ国物語 月と太陽 多崎礼 1巻の記事はこちら hiroku-asaku.hatenablog.com あらすじ イジョルニ人のルチアーノはある日突然家族を殺された 生き残ったルチアーノは謎の男の助けを借りて レーエンデのダール村へと避難した 素…

レーエンデ国物語 多崎礼 ネタバレ感想

やっと読み終わったけど謎がたくさんある レーエンデ国物語 多崎礼 壮大な国物語 あらすじ シュライヴァの英雄ヘクトルと娘のユリアはレーエンデに向かっていた シュライヴァとレーエンデの交易路を結び、銀呪病を治すため レーエンデでは幻の海にのまれたら…

2023年おすすめ本11冊

Xのタグで「#2023年の本ベスト約10冊」というのがあって コメント付きで紹介します 下半期のベストはこちら hiroku-asaku.hatenablog.com 11位 わるい食べもの 下半期ベストで入ってた本 コメントも一緒になるけど 著者の食べものについてのエッセイで 面白…

2023年下半期ベスト約10冊

Xのタグでポストした本について 下半期はいい本にたくさん出会えたので、絞り込むのが難しく12冊になりました 本当はもうちょっとあった 12位 掬えば手には 瀬尾まいこ 本音を言えばもう少し上位だったけど、滑り込みで読んだので 11位 神去なあなあ日常…

【読書記録】2023年12月に読んだ本11冊

今年最後のまとめです 年の瀬なのに全くそんな感じしない Seven Stories 星が流れた夜の車窓から アンソロジー わたしの良い子 寺地はるな ぎょらん 町田そのこ もしChatGPTが文豪や○○としてカップ焼きそばの作り方などを書いたら 爺比亭茶斗 ファミリー・レ…

寺地はるな著書一覧

" data-en-clipboard="true">見たところ一覧がなかったので自分メモ " data-en-clipboard="true">間違ってたらすみません " data-en-clipboard="true">短編集などは除く " data-en-clipboard="true"> 単行本 ビオレタ 2015年6月 ポプラ社 ミナトホテルの裏庭…

【読書記録】2023年11月16日~11月30日までに読んだ本

11月はたくさん読めたので2つに記事を分けました その後編です 今年も残すところあと1ヶ月 はやいですねぇ 今年のベストも決めねば 上旬はこちら hiroku-asaku.hatenablog.com 転職の魔王様2.0 額賀澪 後宮の烏3 白川紺子 3分で読める! ティータイムに…

【読書記録】2023年11月1日~11月15日までに読んだ本

今月読んだ本がちょっと多かったので上旬と下旬に分けます 秋を通り越して寒くなりましたね わたしの幸せな結婚 三 顎木 あくみ 夜が暗いとはかぎらない 寺地 はるな 森沢カフェ 森沢明夫 夜空に浮かぶ欠けた月たち 窪美澄 藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房 わ…

今週のお題「芋」とちらっと本紹介

今週のお題「芋」 「芋」と言ってまず思い浮かべるのは「さつまいも」です 里芋、じゃがいも、長芋、色々あるけど じゃがいもも好きです、じゃがいもを使ったお菓子が好きで 堅揚げポテトやじゃがりこが好み あの硬い歯ごたえがいい えーと本題の「さつまい…

【読書記録】2023年10月に読んだ本

ということで今月からまとめ記事アップしていこうかと思います いつまで続くかわからんけど 猫を処方いたします。 石田 祥 紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色 ほしお さなえ 湯治場のぶたぶた 矢崎存美 祖母姫、ロンドンへ行く! 椹野 道流 きまぐれロボッ…

新たな物語(匂宮 源氏物語 下 角田光代訳)

新たな物語(匂宮 源氏物語 下 角田光代訳)あらすじと感想

春に読みたいおすすめ小説

春に読みたいおすすめ小説 3月かーもう春はすぐそこだなぁ ってことで 春に読みたい5作選んでみました みなさんのおすすめはなんですか?

光君の幕引き(幻 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 年が明けても光君の悲しみは癒えなかった紫の上との思い出を振り返ったり気心の知れた女房たちを呼んで話したりしているが親しい人以外には会おうとしない夕霧でさえも御簾越しに会う明石の中宮の息子三の宮(匂宮)だけは光君のそばにいる亡くなる前…

紫の上の最期(御法 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 紫の上は昔患った大病の後、これといった原因もないけれどひどく弱ってしまう回復の見込みもなく、ますます衰弱していってしまう光君も限りなく心を痛めている紫の上は出家したいとかねてから考えて光君にも言っているが頑として許そうとしない自身…

一条宮への恋(夕霧 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 一条宮(落葉の宮・女二の宮)のことを諦めきれない夕霧一条御息所の具合が芳しくないので、比叡山麓近くの小野というあたりの別荘に移ることになった一条宮も一緒に移り住んでいる頻繁に御息所と手紙のやり取りをしているため、北の方(雲居雁)も感づ…

鳴き声に例えた想い(鈴虫 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 尼君(女三の宮)が持仏を作り、その開眼供養をすることになった光君や紫の上の力を借りて準備し万事滞りなく行われた尼宮は相続した三条の宮邸に住むことになる光君は宮邸を出家の日々にふさわしく整えたお世話をする女房たちも我も我もと続いて出家…

柏木が残したもの(横笛 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 柏木があっけなく亡くなってはや1年が過ぎた一周忌に光君は黄金百両を柏木の父に進呈した夕霧も多くの供養をし、自身でも心をこめて法要を取り仕切っている 朱雀院が寺のそばの林で取れた筍や山の芋を尼宮(女三の宮)に送ったそれを若君が齧っては放…

塗り絵を解体して壁に飾る

この記事からはや5年!? hiroku-asaku.hatenablog.com 塗り絵をばらしました で、壁に飾ろうかと 調べてみるとアイロンで本の糊を溶かして剥がすそうです あまり高温だとこげるとか燃えるとか 恐ろしいことが書いてあったので あて布をして中温で温めました…

身分違いの恋の行方(柏木 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 柏木はずっと病に臥せって、快方に向かう様子もなく新しい年となる父がすぐれた修験者を呼び寄せて加持祈祷を行っている陰陽師たちは女の霊のしわざだというそれを聞いた柏木は女の霊が女三の宮だったら自分の身がたいせつに思えるのに光君はもうど…

女三の宮に恋する者(若菜下 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 女三の宮に恋する柏木はその想いを綴った手紙を送っていたが小侍従から無駄なことだと返事が返ってきて、もっともだと思っていたがこれからどうやって過ごしていこうと思いまた一言でもいいから直接言葉をかけてもらえないかと諦めきれてない 3月の…

藤壺の女御の娘(若菜上 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 朱雀院が元々病弱であったが、体調が優れない母大后が生きていた頃は遠慮していたが、出家したいと考えているただ、心残りなのが藤壺の女御の娘である女三ノ宮のことだったたいせつに育てていたが、自分がいなくなった後誰を頼りに暮らしていけばい…

夕霧の結婚(藤裏葉 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 明石の姫君の入内の支度をしている最中にも、夕霧は雲居雁のことを考えている我ながらこんなに執念深いとは…内大臣が二人の仲には目をつぶろうかと噂されている今こそこちらから願い出ようか、いや待ったほうがいいかと思い悩んでいた一方雲居雁も…

明石の姫君の成人(梅枝 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 明石の姫君が11歳になったので裳着(成人の儀)をすることとなった朱雀院の皇子である東宮も元服の儀がありその後姫君が東宮妃として入内することも決まりそうだ 正月の末、光君は薫物を調合する姫君が使う調度類の覆い、敷物、褥、など入念に検分し…

玉鬘の結婚(真木柱 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 髭黒大将が弁のおともを仲立ちにして玉鬘を妻にした 大将は姫君を一刻も早く引き取ろうとするが そのことをよく思わない大将の北の方がいるので 光君は、そう急がず穏便に、そっと目立たぬよう、どなたからも非難や恨みを買わぬよう気をつけてこと…

玉鬘の出仕(藤袴 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 玉鬘に内侍として出仕するよう誰もが薦める 誰かに心置き無くあれこれ相談したいところだけど 親代わりの光君は親だからと気を許せない 実の父も光君に遠慮している状態では気軽に話せない 祖母である大宮が亡くなり、喪にふくす姫君 そこへ夕霧が…

内大臣に打ち明け話(行幸 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 冷泉帝のおでまし・行幸があり 玉鬘も帝の姿を見ることが出来た いつも光君や夕霧といった気品のある人を見慣れているせいか身分の高い人はみな気品があるのかと思えば、違う事がわかった 帝は光君に似ているが、もう少し威厳があって恐れ多く、立…

台風が来た日のこと(野分 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 台風が来て後始末に追われる夕霧光君の元へ来た夕霧は紫の上の顔を見てしまう目を逸らせないほどうつくしく父が紫の上を隠す理由がわかった 祖母大宮と父光君には日々顔を見せに参上するが今日は台風のため大宮が大変怖がっているそのことを伝える…

篝火に照らされた姫君に(篝火 源氏物語 角田光代訳)

あらすじ 最近、内大臣の引き取った娘のことを「内大臣の今姫君」と呼び、人々は噂をしている。光君はそれを聞いて気の毒がっている。玉鬘はもし最初から内大臣の元へ行っていたら恥ずかしい目に遭ったかもしれない。光君で良かったと思っている。 光君は下…

内大臣の噂(常夏 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 夏のひどく暑い日 光君は六条院の釣殿に出て涼んでいる 息子の夕霧や親しい殿上人たちもいる そこへ内大臣の息子たちが夕霧を訪ねてやってきた 光君は内大臣の次男・弁少将に内大臣がよそで産ませた娘を探して大事に育てているそうだが本当なのか尋…

わずかに見えた姫君は(蛍 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 今は太政大臣として仕えてる身分なので、光君を頼りにしている女君たちはなんの不安もなく申し分ない日々を送っている玉鬘だけは思いもしなかった気苦労が増えて、どうしたらよいか思い悩んでいるようだあの大夫監とは比べ物にはならないが、姫君は…

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