広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

明石の姫君の成人(梅枝 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ

明石の姫君が11歳になったので裳着(成人の儀)をすることとなった
朱雀院の皇子である東宮元服の儀があり
その後姫君が東宮妃として入内することも決まりそうだ

正月の末、光君は薫物を調合する
姫君が使う調度類の覆い、敷物、褥、など入念に検分しては、しかるべきものを仕立てさせている
一流のものを選んでいたが、香炉には女君たちが心を込めて調合した香の
すぐれてできばえのいいものを嗅ぎ比べた上で入れようと思っている
判定は蛍宮にお願いした
朝顔の合わせた黒方(冬の香)、光君の侍従(秋の香)、紫の上の梅花香(春の香)、花散里の荷葉(夏の香)、明石の上の香
優劣つけがたいと誰のことも褒める

六条院内の蔵人の詰所では明日行われる管弦の遊びの練習をしている
内大臣の次男が拍子をとって催馬楽「梅が枝」をうたい出す

 

感想

明石の姫君(11)が成人するのに光君が色々支度をしている
今の成人は20だけど当時はそりゃ違うよなってそこから。
仮名も使いこなすのね光君。
そして手紙を書くのにも紙とか筆・墨をいいやつで書いて。風流、雅よねぇ
夕霧に夫婦の心得を説く光君も親ね
夕霧の恋の行方気になる

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