広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

再び朔洵!(彩雲国物語 漆黒の月の宴 雪乃 紗衣)

彩雲国物語 漆黒の月の宴 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 漆黒の月の宴 雪乃 紗衣

 

再び朔洵!

 

あらすじ

未だ州牧として任についてない秀麗と影月

金華で由官吏とともに事後処理に追われていた

州牧赴任期間のうちに茶都へたどり着いていないといけないのに、である

茶都・琥璉に入らなければ州牧として役目を果たせない

なんとかして琥璉へ行かなければならないが、秀麗達が取った行動は強行突破であった

そして秀麗・影月・燕青・静蘭、全商連の紫彰が加わり琥璉へと向かう

検問を突っ走り、たどり着いたのは紫彰の姉・凛の邸であった

そこには凛からの手紙があり、おまけに茶家から茶家当主就任の儀を行うための招待状が届いていた

朔洵に蕾を取られたままの秀麗は、その招待を受けることにして

迎えに来た朔洵と共に茶家へと赴いた

 


===

感想

悠舜の正体わからんかったー

足が悪いという情報だけで悠舜を判断してたから

でも一応、椅子に座ったまま、燕青が甲斐甲斐しく世話してたって描写はあったけど

見事に騙されたww

 

初登場の春姫

想い人の克洵を助けに向かって

自分が殺したと思って呆然としている克洵を一括する姿は圧巻

女は強い

声に力があったのね

それで声を出さないでいた

克洵も優しい人だね

折っては可愛そうだからって根っこまで引き抜いて花を持ってきて

その後、また植えたって優しい

そんな人がいくら薬で朦朧としてたとは言え、父親や祖父を殺すかな

確かに結果的に殺してはなかったけど

 

最後はやっぱり朔洵かな

自分の存在が邪魔だと気付いて、秀麗にとって

だからって自殺しようとしなくても済んだ

秀麗を試すような真似して

おまけに看取ってもらって

どれだけ秀麗に傷をつければ気が済むのか

相手を傷つけることしか出来ないなら、潔く立ち去れ

トラウマになっちゃうよ秀麗

出番だ劉輝!

 

秀麗は朔洵に関して、愛でも恋でもないと感じていたみたいだけど

外から見れば、恋してた

引っ張られてたのかも知れないけれど

心を奪われていた

悲しいことに

劉輝は優しすぎる

でも結末を知ってるからこそ

劉輝の優しさがあってよかったと思える

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