広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

コフィン・ダンサー下 ジェフリー・ディーヴァー ネタバレ感想

コフィン・ダンサー 下 (文春文庫)

 

コフィン・ダンサー下 ジェフリー・ディーヴァー ネタバレ感想

 

上巻はこちら

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

あらすじ

ダンサーは浮浪者のジョーディーを仲間にして、逃げる算段をしていた。

捜査官たちは証人を隠れ家から移動させたほうがいいと話し合っていた。

しかしダンサーの狙いは移動中に犯行に及ぼうとしていると考えたライムはこれを否定。

ダンサーが潜んでいた地下鉄を捜査していたサックスは犯人達を見つけて、逆に危ない状況に陥る。

 

 

ネタバレ感想

 

 

いやー騙されたね。

まさかダンサーがジョーディーに化けてたとは。

一体いつから?最初から?

しかもダンサーは二人組で行動してて、ケイルに3人の証人を殺害させようとしていた。

結局、行方不明だったFBI捜査官はダンサーが殺し、ケイルも殺し。

ケイルは証人のエドワード・カーリーとブリット・ヘイルを殺害。ダンサーを殺そうとしてた、ダンサーと気付かず裏切ったジョーディーだと信じて。

という感じ?二転三転するから真実が分からない。

 

ハンセンの事件でのキーポイントになっていたダッフルバッグ。

そこにあったのは緑の繊維と、電話帳と、石ころ。

 

ダンサーに依頼したのがタルボットだったとはね。

タルボットの犯行動機は分かるけど。

 

ライムがサックスの誘いを断った理由がダンサーとはね。

なんとなく分かってた気がする。

でもクレアが亡くなったのもダンサーとは。まさに因縁の相手。

 

読み応えあったわ~

最後の最後まで気が抜けないとは。

コフィン・ダンサー上 リンカーン・ライム・シリーズ2 ネタバレ感想

コフィン・ダンサー 上 (文春文庫)

コフィン・ダンサー上 リンカーン・ライム・シリーズ2 ジェフリー・ディーヴァー

 

リンカーン・ライム・シリーズ2作目。

前作から1年半が過ぎ、サックスが部下になっていた。

 

あらすじ

FBI捜査官が行方不明になっていた事件を捜査していたライムは、

ロン・セリットーから「フィリップ・ハンセン事件」について聞く。

その事件の証人が殺され、殺害した犯人がどうやらハンセンが依頼した殺し屋だという。

そしてその殺し屋がライムと因縁のある「コフィン・ダンサー」と呼ばれる殺し屋だった。

 

 

 

ネタバレ感想

サックスがライムの部下となって1年半。頼もしくなってた、捜査が板についてるし、推理も鋭い。

 

犯人のシーンとライムの捜査シーン、証人のシーンと交互に話しが進むが

面白い。

犯人は痕跡を一切残さないと徹底してるけど、何から来る焦りか、ちょっとしたささいな証拠を残してしまう。

それをライムが残さず拾い上げて、犯人の意図を掴んで捕まえようとする。

 

リンカーン・ライム・シリーズはまりそう。

 

サックスとライムの関係も深まったのかと思いきや、ライムが理由があって拒絶。

理由については語られないが、下巻で明かされることを期待。

 

サックスが被害女性に巻き付いてたテープから指紋を採取したけど、

鑑定出来たのかな?

 

最後のセリフは一体だれ?

ライムが追い詰めたにしては早いけど

犯人の共犯者? 新兵とサーと呼ぶ関係から実行役と指示役がいる?

 

2026年7月に読んだ本7冊(ベストは噂にまつわる話)

2026年7月読了本

2026年7月に読んだ本は7冊でした

 

 

 

方舟を燃やす 角田光代

オカルト、宗教、デマ、フェイクニュース、SNS。あなたは何を信じていますか? 
口さけ女はいなかった。恐怖の大王は来なかった。噂はぜんぶデマだった。一方で大災害が町を破壊し、疫病が流行し、今も戦争が起き続けている。何でもいいから何かを信じないと、何が起きるかわからない今日をやり過ごすことが出来ないよ――。飛馬と不三子、縁もゆかりもなかった二人の昭和平成コロナ禍を描き、「信じる」ことの意味を問いかける傑作長篇。

 

3世代(昭和平成令和)を生きた二人の男女の話。交互に主人公が変わり、特に進展ないまま後半いき、つまらないなぁと思ってたら、後半の二部で動き出し一気読み。

 

 

続・森崎書店の日々 八木沢里志

森崎書店の日々の続編。

叔父サトルが経営する書店・森崎書店。妻の桃子が帰ってきて一安心。

叔父夫婦に喜んでもらおうと温泉旅行をプレゼントする貴子。

恋人の和田が元恋人と会ってる所を偶然見かけて・・・

 

横浜コインランドリー 今日も洗濯日和 泉ゆたか

シリーズ2作目。

コインランドリーを営む真奈、そこで働く茜。訪れる人々との交流。

今回はSNSに投稿されたことからはじまる。

 

 

ボーン・コレクター ジェフリー・ディーヴァー

四肢麻痺の元科学捜査部長リンカーン・ライムに助けを求める、シリーズ。

犯人が残す、次の犯行現場を特定する材料を、ライム達が必死になって捜査する。

安楽椅子探偵になるのかな?

1999年に出版されたから一部古い情報も出てくるけど、面白い。

映画化もされてる。

 

 

ファイア・ドーム 辻村深月

 

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

これは強烈な読書体験だった。

噂が巻き起こす、被害者遺族・関係者への心理的ダメージは図りしえない。

臨場感溢れる文章と登場人物達の心情がよくわかり、辛くなる程。

ミステリとしても完成されていた。

間違いなく今年のベスト。

昭和生まれアラフォーの読書遍歴

 

幼少期

絵本よく読む、図書館通い。

読んでいた絵本のタイトルは思い出せず、親も覚えてない。

 

 

小学生

くまの子ウーフ
小公子
小公女
ふしぎなかぎばあさん

 

風邪をよくひきがちで、親が借りてきた本を読んでた。

自分でも選んでたかは忘れた。

 

中高生

赤川次郎 三姉妹探偵団
さくらももこ エッセイ

親に勧められた作家を読む。ここではじめてミステリに出会う。

漫画だが名探偵コナンと出会ったのもこの頃。

 

大学生


有栖川有栖
石田衣良
小川 洋子
奥田 英朗
梶尾 真治
上遠野 浩平
加納 朋子
北村 薫
霧舎 巧
鯨 統一郎
倉知 淳
近藤 文恵

高里椎奈
篠田真由美
二階堂黎人

オーエン・コルファー
ハリポタ
ダレンシャン

ミステリにハマってミステリばかり読んでた。

本格的に読書たくさんしたのはこの頃。

 

社会人20代

古典(徒然草、枕草子、紫式部日記。角川ビギナーズ・クラシックス)
小野不由美
荻原 規子
茅田砂胡
神永学
近藤史恵
畠中恵
仁木 英之
矢崎存美
小路幸也
椰月美智子
輪渡颯介
雪乃 紗衣

古典をはじめて読んで共感した。昔の人も同じ事考えてたのかと。

十二国記、デルフィニア戦記に出会う。

 

30代

アリ・ブランドン
アレックス・シアラー
ドロシー・ギルマン
レイチェル ウェルズ
マリア・V・スナイダー
シャンナ・スウェンドソン
ルーシー・モード・モンゴメリ
ジョン・フラナガン

 

大崎 梢
伊吹有喜
窪美澄
西條 奈加
瀬尾 まいこ
寺地はるな
古内 一絵
ほしお さなえ
宮下 奈都
村山 早紀
森沢 明夫

ミステリからはなれ、ほっこり、日常話を読むようになる。

 

 

40代現在


朝井リョウ
庵野ゆき
下村敦史
多崎礼

人生で読んだ本が2000冊突破した

2019年までに読了した冊数は1,297冊でした。

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

それが今回2,000冊を突破したので記事を書こうと思います。

過去記事でも触れた通り、大体1,000冊読むのに10年かかってます。

2019年から大体8年くらいで2,000冊突破する予想でしたが、今2026年なので予想通りの結果となりました。

 

過去8年の毎年の読了冊数一覧

過去8年の毎年の読了冊数一覧を見るとこんな感じです。

コンスタントに80冊は毎年読んでたようです。

毎月にすると6冊くらい。

 

環境も10年で色々変わりました。

結婚して出産して子育てして。仕事はじめて。

 

いつもそばに本がありました。

やはり本を読んでると、本に夢中になる時間が楽しいです。

育児をしてると、本をゆっくり集中して読む時間も少ないですが。

横目に子どもを視界に収めながら、読んだりしてます。

あとは寝かしつけ終わった後とか。

 

2019年の時点では結婚することも、ましてや子どもを持つことも想像してなかったですが、今に至ります。

 

次は3000冊かな。

人生生きてる中であとどれだけ本が読めるか、カウントダウンしたくもなりますが。

あまり気にせずゆるく読んでいきたいですね。

1000冊毎に記事は書こうと思ってるので、あと10年後また3000冊の記事でお会いしましょう。なんて。

 

ファイア・ドーム下 辻村深月 ネタバレ感想

ファイア・ドーム 下

ファイア・ドーム下 辻村深月 ネタバレ感想

上巻はこちら

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

 

 

ネタバレあらすじ

星森FCへ行った速斗と一樹。

星森FCの巽コーチが選手の宮村を自身の車に乗せて、なにかしている所を目撃する。

 

速斗と一樹と偶然出会った担任の美冬は、恋人で新聞記者の透真に連絡。

様子を見てきてほしいと頼む。

透真は吉沢から巽がしたという児童虐待の話を聞き急いで駆けつける。

 

速斗と一樹は巽に気付かれ、追いかけられ廃小学校へと逃げ込む。

窓を割って入ろうとする巽を、駆けつけた透真が目撃、捕まえようとするが逃げられる。

その時、廃小学校の教室から声が、それは行方不明だった光汰朗だった。

 

 

ネタバレ感想

下巻になると、一気にミステリ要素がてんこ盛りで、上巻とはまた雰囲気が違った。

光汰朗が見つかって安堵して、新沼家に2度の悲劇が訪れなくて本当に良かった。

光汰朗が見つかった時の、担任の美冬の気持ちも痛いほど分かった。

なのに、巽が光汰朗の件については否定していて、釈然としない。

それは真犯人が居たからだったと分かった時は、読んでいたのに、スルーしてしまっていた。新沼忠治が光汰朗を探している時に話しかけられた相手の名前が出てこなくて違和感感じていたのに、かなり重要なシーンだった。

 

光汰朗を誘拐した犯人が、図工教員の本間で、1999年の噂を信じ切って犯行に及んだと知った時、本間に対する狂気を感じた。

でもラストに本間と1999年の事件の影で解決されてなかった、もう一つの事件・晋也とのエピソードを読んで、少し理解しそうになった。狂気までは理解できないけど、同情した。

 

久我と透真の対面シーンは、久我の平然としている様子が異様で異質で奇妙にうつり、怖ささえ感じた。

久我が全ての元凶なのに、少しも悔い改める様子もなく、自分が起こした事件を餌に息子たちと繋がろうとしている姿に嫌悪した。

 

久我の供述通りに、ランドセルが発見され、供述が世間に詳らかにされて、やっと新沼忠治に安らぎが訪れたと思った。でも忠治が暁と祐介に米送る仲になってたのが信じられなくて、忠治は光汰朗が居なくなった時も、担任の先生を責めなかったし、人格者なのかなぁと思った。

 

光汰朗が巽の被害に合わなくて良かったし、本間のやったことだと告白する勇気も凄いし、晋也の墓参りに行きたいっていう気持ちも優しいし、いい子だな。

速斗と一樹はお手柄だったな。美冬も透真に様子見てくれって言ったのもナイス。

 

 

上下巻で合わせて800ページ超えるボリュームだったけど、少しも飽きること無く読み終えることが出来た。

「人の口に戸は立てられない」ということわざが頭をよぎる。 

噂の与える影響と登場人物たちの心情、インパクトある内容と物語の重厚さ、なかなか出会えない印象的な本でした。

ファイア・ドーム 上 辻村深月 ネタバレ感想

ファイア・ドーム 上

ファイア・ドーム 上 辻村深月 ネタバレ感想

下巻はこちら

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

あらすじ

ジャンルはミステリ長編で、上下巻あります。今回は上巻だけについて述べます。

 

ふたつの事件・事柄が織り交ぜて語られます。

ひとつは1994年のL県デパート受付嬢誘拐殺人事件。

もうひとつは2019年の小学生男児行方不明事件。

 

それぞれの事件の関係者が巻き込まれる、噂、出どころが分からない信憑性もわからない情報に振り回される関係者達。

 

上巻だけでも400ページを超えるボリュームで、物語の緻密でどうにも出来ない流れ、歯がゆい感情などが描かれます。

 

 

結末までネタバレ感想

 
 

 

 
噂について

噂の表現、噂の対象にされている人物の心情がリアルで、実際に当事者と同じ感情を抱きます。ミステリだということを忘れるくらい、その辺りのシーンが印象的でした。

 

どこの誰とも知らない人からはじまる噂、SNSがなかった時代でも、人から人へ、噂が噂を呼び大きな渦となって、被害者家族を蝕んでいく。

違うと叫んでも届かない、どこが元凶かも分からない、どこを否定しても嘘くさい、真実が覆い隠されていく。

作家ってすごい、辻村深月ってすごい。と思いました。

 

ふたつの事件

しかも1999年の事件だけでは終わらず、2019年には小学生男子が行方不明に。

今度は担任が槍玉に上がる。2019年はSNSもあり、顔の見えない匿名の人々が担任を責める。担任だけでなく担任だと思わしき人ならば、これでもかと誹謗中傷する。

恐ろしい。人から人へというアナログな伝達だけでなく、デジタルの言葉の伝達の速度、悪と見いだせれば非難し悪態をついてもいいと判断しうる人々の多いこと。

 

ミステリ

ミステリということで、犯人が焦点になってくる。

1999年の犯人は捕まって服役中。だがある記者が「まだ何かある」と事件を追っていた。

2019年男子小学生行方不明事件。

誘拐されたのか、事故なのか、判断がつかない中捜索が続けられていた。

 

無関係だと思っていた、ある登場人物の怪しい噂を新聞記者が口にする。

そしてその登場人物を追いかけてた、小学生達がとある現場を目撃。

と言うところで上巻が終わる。

 

一気にミステリにグイッと持ってかれた感じですね。

しかも1999年の犯人が真犯人ではないのか?、共犯者がいるのか?指示役がいたのか?みたいな書き方もされてました。

 

タイトルと事件の起こった県

タイトルの「ファイア・ドーム」は1999年の被害者である女性が父親に買ってもらった、スノードームを見て言ったセリフからきてる。

 

事件の起きた場所はL県薪戸市。北陸地方らしい。

どこかなと、検索してみたら、どうやら架空の場所。

検索のAIが教えてくれた。

みんな検索してみたのかな?

 

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