広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

2016-01-01から1年間の記事一覧

2015年に読んだ本まとめ【読書メーター】

そういえばまとめてなかったなぁと 思い立って も一つ、読書メーターのブログパーツが更新されないんだけど もうこれは使われない感じなのかな ブログパーツのページなくなってたし 残念だわ~ 2015年の読書メーター読んだ本の数:73冊読んだページ数:22433…

藤井隆さんのアルバム『Coffee Bar Cowboy』

藤井隆さんのアルバム『Coffee Bar Cowboy』についての感想です。

大人の塗り絵1冊目【インド文様とペイズリーのぬり絵ブック】

大人の塗り絵(インド文様とペイズリーのぬり絵ブック)をはじめて1年経ったので、振り返ってみた。感想とか。

はかない恋、夕顔(源氏物語 夕顔 04 與謝野晶子訳)

【青空文庫】源氏物語 夕顔 04 與謝野晶子訳のあらすじと感想です。はかない恋、夕顔

星座にまつわる日常ミステリー『三軒茶屋星座館』 柴崎竜人 

星座にまつわる日常ミステリー 三軒茶屋星座館 柴崎竜人 あらすじ 夕方7時から朝方まで営業する三軒茶屋星座館と名付けたプラネタリウム兼バーは 雑居ビルの中にあり、客足と言えば 始発までの時間つぶしや、はしご酒の2軒めとして つまり本来のプラネタリ…

2016年に読んだ中からおすすめする小説

今年2016年に読んだ本の中から、『これは良かった』とおすすめする小説を上げます ヘブンメイカー 恒川光太郎 神さまたちの遊ぶ庭 宮下奈都 ビオレタ 寺地はるな 伏木商店街の不思議 太田忠司 花舞う里 古内一絵 捕捉 鹿の王 上橋菜穂子 童話物語 向山貴彦 …

壮大な冒険と恋愛ファンタジー(炎と茨の王女 レイ・カーソン)

炎と茨の王女 レイ・カーソン著 シリーズ3部作の1作目 壮大な冒険と恋愛ファンタジー あらすじ オロバジェ国の第二王女エリサは、もうまもなく砂漠の国・ホヤ・ド・アレナのアレハンドロ王の王妃になる。 古代語を流暢に扱い、神に選ばれたというゴッドス…

つれない空蝉との攻防(源氏物語 空蝉 03 與謝野晶子訳)

【青空文庫】源氏物語 空蝉 03 與謝野晶子訳のあらすじと感想です。前章帚木から続く話で、空蝉と源氏の物語です。

甘くないファンタジー小説(童話物語 向山貴彦)

『童話物語 向山貴彦著』のあらすじと感想 甘くないファンタジー小説 あらすじ 妖精のフィツは、人間世界で初めて出会った人間を9日間観察する という名目を受けて人間世界に降り立った 妖精が病気をもたらす不吉な存在と言われる世界 そこで出会ったのは、…

村おこしをしようと、弱小広告会社と村民が協力する話(オロロ畑でつかまえて 荻原浩)

オロロ畑でつかまえて 荻原浩著 村おこしをしようと、弱小広告会社と村民が協力する話 あらすじ 牛穴村という、山の奥そのまた奥深くにひっそりと佇む村があった 主な産物は、かんぴょうやオロロ豆 民芸品のゴゼワラシなど 年々メンバーが減っていることに、…

べっぴんさんの松下優也くんについて

NHKの朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」に岩佐英輔として出演中の松下優也くんについてちょぴり語ります。

男たちの恋バナ(源氏物語 帚木 02 與謝野晶子訳)

源氏物語 紫式部 帚木のあらすじと感想です。『雨夜の品定め』とも言われているこの章では、男たちの恋バナに花が咲きます。一方の光源氏はと言うと・・・

光源氏誕生の話(源氏物語 桐壺 01 紫式部 與謝野晶子訳)

【青空文庫】源氏物語 桐壺 01 紫式部 與謝野晶子訳のあらすじと感想を書いてます。のちの光源氏を生んだ母と、父の物語

ホワイトタイガーと少女が呪いを解くファンタジー(白い虎の月 タイガーズ・カース・シリーズ)

白い虎の月 タイガーズ・カース・シリーズ1作目 あらすじ 両親を亡くした少女・ケルシーは夏休みの間働ける場所を探していた 相談所で紹介されたのが、サーカスでのバイト。2週間限定の虎の世話と雑用を住み込みでやるというもの。 初めてホワイトタイガー…

銭形平次捕物控 金色の処女 野村胡堂

言わずと知れた銭形平次の物語第一弾 あらすじ 三代将軍家光が何者かに命を狙われた 鷹狩をしていた家光を、矢がかすめたのだ しかもその矢には『トリカブト』が塗ってあった その犯人を平次に突き止めてほしいと 奉行所の笹野に頼まれる 感想 短編(19ペー…

着物好きにはおすすめ(下鴨アンティーク アリスと紫式部 白川紺子)

あらすじ 祖母に「開けてはいけない」と言われていた蔵の着物が気になって、開けてしまった主人公・鹿乃 着物を虫干ししていたら、ある着物から物音がして、気付いたら着物の柄が変化していたのだった 近所に住んでいた持ち主を訪ねて詳細を聞きに行く 表題…

就活生のあれやこれやの葛藤を描く(何者 朝井リョウ)

就活生のあれやこれやの葛藤を描く あらすじ 劇団で脚本を書いている主人公・拓人は、バンド活動をしている光太郎とルームシェア中 友人の瑞月はもう就活をはじめている 上の階に住んでいるという成り行きで、瑞月の友人・理香と共に就活の準備を始めること…

不思議な力を持つ鍼灸師・節子(消えてなくなっても 椰月美智子)

あらすじ 不思議な力を持つ鍼灸師・節子 彼女のもとには様々な患者が訪れる 「あおの」と「つきの」もその内の一人 あおのは得体の知れない恐怖に突如襲われる病 つきのは、付き合ってた彼氏にふられてむしゃくしゃしているところを、節子に拾われた それぞ…

傷ついた少年が、周りに目を向けて前を向くまでの話(花舞う里 古内一絵)

傷ついた少年が、周りに目を向けて前を向くまでの話 あらすじ 愛知県の奥三河という場所に引っ越すことになった、中学二年生の潤。 クラスメイトは潤含めて4人、という少数学級。 小学校と中学校が併設されており、最上級生に当たる中学二年生のクラスメイ…

豆腐屋を江戸で営むこととなった男の一代記(あかね空 山本一力)

豆腐屋を江戸で営むこととなった男の一代記。かと思いきや、母の愛情物語でもあった(あかね空 山本一力)あらすじと感想

不思議な魔女と呼ばれた人と少女の話(ルリユール 村山早紀)

ルリユール、それは本を修復する人 不思議な魔女と呼ばれた人と少女の話 あらすじ 中学1年生の瑠璃は夏休み、祖母の家に一足先に遊びにやってきた しかし、肝心の祖母は階段から落ちて入院中 そんな折、祖母宅で不思議な夢を見る 怪しげな洋館で真っ赤な髪を…

精霊と共にアンティーク店を再開(アンティークFUGA1 あんびるやすこ)

あらすじ ある日突然姿を消した両親 残されたのは中学1年生の風雅とコルノというペンダントだけ このペンダント、一生に一度だけ願いを叶えてくれる精霊が出現するという ひょんなことから精霊を呼び出してしまった風雅は お願いとして精霊に「兄」になって…

イエスマン “YES”は人生のパスワード

あらすじ ノーが口癖の銀行員のアレン 妻と離婚し3年、全てに嫌気が差していた 大事な親友の婚約パーティーもすっぽかし そんな時友人に勧められたYESマンのセミナーに出席 主催者テレンスにアレンの人生そのものを当てられ イエスの誓約をたてさせられる(…

突然婚約者に振られたら・・・?(ビオレタ 寺地はるな)

あらすじ 突然婚約者にふられた妙 雨の中しゃがみこみ、泣いていると声を掛けてきた女性がいた それが、『ビオレタ』の店主菫さん 彼女に導かれるまま店で介抱され、しまいには何故か店で働くことに 菫さんが手作りした、かわいらしいキラキラした雑貨たち …

女性騎手の話(風の向こうへ駆け抜けろ 古内一絵)

あらすじ たった一人の女性騎手訓練生の主人公が騎手学校を卒業する場面から始まる 優秀な成績で努力家の主人公はスカウトされ卒業後、広島の鈴田競馬場にプロジョッキーとしてデビューすることとなる ところが、この鈴田競馬場というのが曲者で・・・ 厩務…

幽霊になってしまった女性の話(アゲイン 村山仁志)

ラジオ局シリーズで幽霊に関する話を書いていた村山さん ついに幽霊視点のお話が出来たか という読む前の印象 以下あらすじと感想 あらすじ 目覚めた時、自分が何者かも分からずてっきり生きていると思っていた主人公 だが、人が自分の体を通り抜けたり、周…

花火に魅入られた男の一生(空に牡丹 大島真寿美)

花火に魅入られた男の一生(空に牡丹 大島真寿美) 夏なので読んでみた あらすじ 一族に代々語り継がれる人物がいる 何か偉業を成し遂げたというわけでもないのに 静助さんの話だけ伝わっている 時は明治の話 静助さんは丹賀宇多村の名主・可津倉家庄左衛門…

盲目で声の出ない少女・百夜と左吉が贈る妖怪退治(冬の蝶 平谷美樹)

修法師百夜シリーズの1作品目 「ゴミソの鐵次」というシリーズのスピンオフらしい 全く知らずにこちらの百夜シリーズを手にとってしまった まぁとりあえず あらすじ 盲目で声の出ない少女・百夜は修法師、祈祷を生業にしている はるばる津軽から江戸へとや…

自分のことは諦めていた姫の成長物語:牛姫の嫁入り

牛姫の嫁入り 大山淳子 想像以上にいい話だった 題名から推測するに、牛姫と呼ばれる姫が嫁ぎ先で何かをする話かな と思っていたら全く違って まず、はじめの段階では嫁がない 話のあらすじはこう あらすじ 貧しい旗本の加納家は逆玉を狙うべく、美女と名高…

散らばった事象が一つに収束していく感覚:鹿の王 下巻

鹿の王 (下) ‐‐還って行く者‐‐ 作者: 上橋菜穂子 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店 発売日: 2014/09/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (40件) を見る タイトルにも書いた通り 一つに繋がっていく感覚が素晴らしい下巻 生き残ったヴァンとユナ 黒…

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