『神さまたちの遊ぶ庭』
2016年度の本屋大賞にも選ばれた宮下奈都さんの北海道での暮らしを描いたエッセイ
宮下さんの本はこれが初めまして、と言うわけではなくすでに何冊か読ませていただきました。
最近テレビなどご出演も増え、そのお人柄を知る機会も増えた訳ですが
このエッセイで更に宮下さん含め、ご家族の雰囲気も大分伝わってきました。
全編通して、くすっとしてしまう場面が多かった。
また、北海道に山村留学を1年するという、決断をするに至っての葛藤。
子どもたちの進学を考えるに、福井にとどまるがいいのか、北海道に行くのかorとどまるのか。という問題。
暮らし始めて知った、トムラウシでの生活。
氷点下が当たり前の世界に慣れて、今日は温かいから部屋着で玄関先で談話してたら凍えたというエピソード。
パワフルな先生たちと、無邪気な校長先生。
いつもはのんびりしている長男くんも、立派に卒業式を迎え
宮下さんをうるうるさせる場面も
度々登場する、キツネのもふもふポイントも
ここでは到底書ききれない読みどころ満載のエッセイでした。
わんサブ子・・・最初は想像上のペットだったんだ
ツイートで見かけるからてっきり実在のペットだと思ってた
でも実在に想像してたとおりのわんこがいたんだね。そして宮下家の仲間に。凄い。