星座にまつわる日常ミステリー
三軒茶屋星座館 柴崎竜人
あらすじ
夕方7時から朝方まで営業する三軒茶屋星座館と名付けたプラネタリウム兼バーは
雑居ビルの中にあり、客足と言えば
始発までの時間つぶしや、はしご酒の2軒めとして
つまり本来のプラネタリウムを楽しもうとやってくる客はあまり居なかった
そんな店で唯一の店員であり店主である大坪和真のもとに
双子の弟である創馬が月子と言う8歳の少女と共に現れた
星座になぞらえた短編5つのお話
感想
シリーズ物らしく現在4巻まででており、4巻で完結するそうな
見どころは、オーナー和真が語る星座の解説ではないだろうか
堅っ苦しい説明ではなく、砕けてわかりやすい口調で語られる神々たちの神話
とっつきやすく、子どもでも理解できる範囲なのが嬉しい所
特設サイトで本編に出てくる星座の解説を読むことが出来るので
試し読みにもいいかも
あと気に入った所が
装画の綺麗さ
光の加減と言うかプラネタリウム感が出てて良いと思う
個人的に青が好きなので、そこもプラスポイント
シリーズ通してみても、装画が素敵
読み終わった後、夜空を見上げて星を探したくなるけども
都会じゃ星すらあまり満足に見れないのが悲しい
そのためのプラネタリウムなんだろうか
特設サイトにプラネタリウムのリンクもあるので
近くのプラネタリウムを探すのにいいかも