広く浅く

広く浅く

本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

『蜜柑』芥川龍之介の小説とげみさんイラストで華麗に描かれる世界

『蜜柑』芥川龍之介 乙女の本棚

蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)

まぁまずは一回物語の内容を噛み締めながら

そしてげみさんのイラストを照らし合わせながら読んでほしい

そうすると、主人公の物憂げな心象が手に取るようにわかる

『蜜柑』というタイトルの意味を探しながら

読み進めていたのにもかかわらず、イラストの色彩と光の明暗が実に素晴らしく

目を奪われてしまうから

肝心の小説は、冬の日暮れ一人の男性が列車に乗り込み

憂鬱な独白でその情景や内心が語られ、もうひとりの乗客である少女が乗り込んできたことで男性の興味はそちらへ移る

終始二人きりの車内で、男性は少女を観察していくわけだが

ラスト、それまで感じてた少女への印象が変わるシーンもイラストと共に楽しんでほしい

そうして2度目

もう話の内容が頭に入ったとはいえ、再度細部に渡るまでじっくりと文豪の文章を味わっていると

今度はフォントに目が止まる

はらいの部分が長く、とめもしっかりあり

全体的に丸く

どこか女性的なフォント

文字を眺めているだけでも楽しめる

『乙女の本棚』というシリーズものなので、女性に受け入れられやすくしてあるのかもしれない

その他のシリーズも手にして読んでみたくなる

 1,295冊目

『蜜柑』芥川龍之介+げみ(乙女の本棚)でした

 

蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)

蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)

 

読書冊数2千冊を目指してる(ゆるく)

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現時点(2019/01/13)で1,297冊、読破してます

大体1,000冊読破に10年くらいを要しているので

あと8年くらいはかかる予定です(汗)

なので1年100冊前後読めればいいなぁ

読めなくても何年か後に挽回出来るだろう、と言う経験則があります

というのも、年に70冊くらいのときもあれば120冊くらいの時もあったので

本とは切っても切れない縁があると思ってますし

読まずにはいられないほど、本に魅力や得るものが大きいことを知っているからです

 

主に私が好んで読んでいるのは小説です

ジャンルは過去10年ほどはミステリばかり読みふけり

赤川次郎有栖川有栖石田衣良加納朋子神永学北村薫霧舎巧鯨統一郎倉知淳近藤史恵篠田真由美、柴田よしき、高里椎奈 etc

書けばまだまだ10年を共に過ごした作家さん方がいらっしゃるのですが割合

それからは、ファンタジーやSF、時代小説などの作品に触れ

J.K.Rowling、Rae Carson、Shanna Swendson、アレックス・シアラー、アリ・ブランドン、マリア・V スナイダー、上橋 菜穂子、荻原 規子、茅田 砂胡、西條 奈加、畠中 恵、宮下 奈都、村山 早紀、村山 仁志 etc

広く浅く読書を楽しんでます

 

最近では先程あげた村山 早紀さん、じんわり温かい作風がする作家さん。

窪 美澄さんや坂井希久子さんも気になる作家さんです。

 

まぁのんびり心惹かれる本を読んでいけたらなぁと思っております

毎日多数の本が出版される中、一生でどれだけ多くの本が読めるかわかりませんが

素敵な本に出会えたらとてもうれしいですね

2018年の本ベスト約10冊

 2018年読んで印象に残った本を紹介します

 

テーラー伊三郎/川瀬 七緒』

なぜ店主が女性下着のコルセット専門店を頑なに開こうと決意したのか
そのエピソードが泣かせる
伊三郎のコルセットを着たおばあちゃんたちの姿が生き生きとしていて
開店にこぎつけるまでの過程がわくわく止まらない作品
眠ってた物たちが目覚める感じがたまらない

 

テーラー伊三郎

テーラー伊三郎

 

  

『カーテンコール!/加納 朋子』

物語の主役は女生徒達なんだけど、私的には理事長のキャラがとっても魅力的だった。
終盤で語られる理事長の言葉やエピソードも泣かせる
カーテンコール!

カーテンコール!

 

 

『やめるときもすこやかなるときも/窪 美澄』

結婚や結婚生活を連想したが、違った
酔っ払った男が女と一夜を共にしかけた出会いから始まる
その後の展開も進んでいるのにもどかしくじれったい
男側に活を入れたくなった
でも最後には温かい気持ちになれる
やめるときも、すこやかなるときも

やめるときも、すこやかなるときも

 

 

『賢者の贈り物/オーヘンリー』

青空文庫で読める作品。
クリスマスの日の夫婦の互いを想い合う話
 

『アカネヒメ物語/村山 早紀』

アカネヒメという桜の木に住む土地神様が見える、はるひという女の子の話
主人公と同じ名前の男の子とパソコンのメールでやり取りし合う話が印象的
アカネヒメ物語 (徳間文庫)

アカネヒメ物語 (徳間文庫)

 

 

『春の旅人/村山 早紀+げみ』

村山早紀さん小説イラストげみさんのコンビ
少年だったころに出会った、空からやってくる光る亀という話がイチオシ
イラストのげみさんは素晴らしく綺麗で美しい絵
光と影のコントラストと色彩感覚が素晴らしい 
春の旅人 (立東舎)

春の旅人 (立東舎)

 

 

『二千七百の夏と冬(上・下)/荻原 浩』

珍しい、縄文時代を舞台にした話
現代と並行して話が進む
ファンタジーじゃないんだけどファンタジー好きにはたまらない作品だった 
二千七百の夏と冬(上) (双葉文庫)

二千七百の夏と冬(上) (双葉文庫)

 

 

二千七百の夏と冬(下) (双葉文庫)

二千七百の夏と冬(下) (双葉文庫)

 
 

『鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ/川上 和人』

非常に文体が読んでいて笑いを誘い読み物として面白かった
鳥類学者という未知の領域の学問を題材にしているのに
わかりやすくて頭にスッと入ってきた
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

おまけ

『鳥類学者だからって鳥が好きだと思うなよ』

と同じ雰囲気の『バッタを倒しにアフリカへ』もおすすめ

なんでもバッタに包まれたいとか・・・

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

2017年に読んだ本まとめ

今年読んだ本のまとめ一覧

今年は100冊数年振りにいくかしら

まだ更新中

 

おすすめの本はこちら 

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

 

期間 : 2017年
登録数 : 93 件
(P[む]1-1)コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)
村山 早紀 / ポプラ社 (2010-01-18)
([ほ]4-1)活版印刷三日月堂 (ポプラ文庫)
ほしお さなえ / ポプラ社 (2016-06-03)
([ほ]4-2)活版印刷三日月堂: 海からの手紙 (ポプラ文庫)
ほしお さなえ / ポプラ社 (2017-02-03)
i(アイ)
西 加奈子 / ポプラ社 (2016-11-30)
あおぞら町 春子さんの冒険と推理
柴田 よしき / 原書房 (2016-08-26)
あまねく神竜住まう国 (児童書)
荻原 規子 / 徳間書店 (2015-02-13)
お手がみください
高森 美由紀 / 産業編集センター (2016-09-12)
かがみの孤城
辻村 深月 / ポプラ社 (2017-05-11)
★★★
きらきらひかる
江國 香織 / 新潮社 (1991-05)
★★★★★
きらきら眼鏡
森沢 明夫 / 双葉社 (2015-11-18)
さまよえる古道具屋の物語
柴田 よしき / 新潮社 (2016-12-22)
★★★★★
ただいまが、聞こえない (単行本)
坂井 希久子 / KADOKAWA/角川書店 (2014-03-26)
つまをめとらば
青山 文平 / 文藝春秋 (2015-07-08)
ねこタクシー 上 (竹書房文庫)
永森 裕二 / 竹書房 (2009-09-30)
ねこタクシー 下 (竹書房文庫)
永森 裕二 / 竹書房 (2009-09-30)
ばけもの好む中将―平安不思議めぐり (集英社文庫)
瀬川 貴次 / 集英社 (2013-04-19)
ふる
ぼくは明日、昨日のきみとデートする (宝島社文庫)
七月 隆文 / 宝島社 (2014-08-06)
アンジュのハッピーウェディング
ヴィータ ダスワーニ / 早川書房 (2003-10)
イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)
マリア・V スナイダー / ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016-03-17)
★★★
オケ老人!
荒木 源 / 小学館 (2008-10-01)
カルト村で生まれました。
高田 かや / 文藝春秋 (2016-02-12)
コンビニ人間
村田 沙耶香 / 文藝春秋 (2016-07-27)
★★★★★
コーヒーが冷めないうちに
川口俊和 / サンマーク出版 (2015-12-07)
シャルロットの憂鬱
近藤 史恵 / 光文社 (2016-10-18)
ショートショート千夜一夜
田丸 雅智 / 小学館 (2016-07-13)
スクープのたまご
大崎 梢 / 文藝春秋 (2016-04-22)
スーツケースの半分は
近藤史恵 / 祥伝社 (2015-10-08)
タイムスリップ聖徳太子 (講談社ノベルス)
鯨 統一郎 / 講談社 (2011-11-08)
ツバキ文具店
小川 糸 / 幻冬舎 (2016-04-21)
★★★
ペギー・スー(1) 魔法の瞳をもつ少女 (角川文庫)
セルジュ・ブリュソロ / 角川書店 (2005-07-23)
ペナンブラ氏の24時間書店 (創元推理文庫)
ロビン・スローン / 東京創元社 (2017-02-11)
ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫)
マカロンはマカロン (創元クライム・クラブ)
近藤 史恵 / 東京創元社 (2016-12-11)
ミツハの一族
乾 ルカ / 東京創元社 (2015-04-27)
モップの精は旅に出る
近藤 史恵 / 実業之日本社 (2016-04-15)
レモンケーキの独特なさびしさ
三軒茶屋星座館 春のカリスト
柴崎 竜人 / 講談社 (2016-03-30)
三軒茶屋星座館 秋のアンドロメダ
柴崎 竜人 / 講談社 (2016-10-26)
上流階級 富久丸(ふくまる)百貨店外商部
高殿 円 / 光文社 (2013-11-16)
世界から猫が消えたなら
川村 元気 / マガジンハウス (2012-10-25)
優しい幽霊たちの遁走曲 (創元クライム・クラブ)
太田 忠司 / 東京創元社 (2017-03-11)
優しい死神の飼い方 (光文社文庫)
知念 実希人 / 光文社 (2016-05-12)
凍りのくじら (講談社文庫)
辻村 深月 / 講談社 (2008-11-14)
★★★★★
刑罰0号 (文芸書)
西條 奈加 / 徳間書店 (2016-08-12)
利き蜜師物語 銀蜂の目覚め
小林 栗奈 / 産業編集センター (2016-09-15)
号泣する準備はできていた
江國 香織 / 新潮社 (2003-11-19)
君の膵臓をたべたい
住野 よる / 双葉社 (2015-06-17)
夏のキグナス 三軒茶屋星座館
柴崎 竜人 / 講談社 (2014-08-27)
夜の床屋 (創元推理文庫)
沢村 浩輔 / 東京創元社 (2014-06-28)
夜想曲
太田 忠司 / 光文社 (2015-07-17)
夢をかなえるゾウ
水野 敬也 / 飛鳥新社 (2007-08-11)
大きくなる日
佐川 光晴 / 集英社 (2016-04-05)
天冥の標〈1〉―メニー・メニー・シープ〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水 / 早川書房 (2009-09-30)
太陽のパスタ、豆のスープ (集英社文庫)
宮下 奈都 / 集英社 (2013-01-18)
奇譚を売る店
芦辺 拓 / 光文社 (2013-07-18)
小さいおうち
中島 京子 / 文藝春秋 (2010-05-01)
小説 君の名は。 (角川文庫)
新海 誠 / KADOKAWA/メディアファクトリー (2016-06-18)
幸せな結婚はパンケーキの匂いがする
モラグ・プランティ / 徳間書店 (2007-08-28)
悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと
瀧森 古都 / SBクリエイティブ (2015-04-25)
拝啓 彼方からあなたへ
谷 瑞恵 / 集英社 (2014-12-18)
晴天の迷いクジラ
窪 美澄 / 新潮社 (2012-02)
書店猫ハムレットのお散歩 (創元推理文庫)
アリ・ブランドン / 東京創元社 (2016-03-20)
★★★
書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)
アリ・ブランドン / 東京創元社 (2015-08-29)
★★★★★
最果てのイレーナ (ハーパーBOOKS)
マリア・V スナイダー / ハーパーコリンズ・ ジャパン (2016-07-21)
本を守ろうとする猫の話
夏川 草介 / 小学館 (2017-01-31)
桜風堂ものがたり
村山 早紀 / PHP研究所 (2016-09-21)
毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
マリア・V スナイダー / ハーパーコリンズ・ ジャパン (2015-07-18)
水の都 黄金の国
三木 笙子 / 講談社 (2016-07-26)
海の見える理髪店
荻原 浩 / 集英社 (2016-03-25)
源氏物語 05 若紫
源氏物語 06 末摘花
火山のふもとで
松家 仁之 / 新潮社 (2012-09-28)
火鍛冶の娘 (カドカワ銀のさじシリーズ)
無花果の実のなるころに
西條 奈加 / 東京創元社 (2011-02-24)
白雪堂
碧空(あおぞら)のカノン 航空自衛隊航空中央音楽隊ノート
福田 和代 / 光文社 (2013-02-16)
純喫茶トルンカ (徳間文庫)
八木沢 里志 / 徳間書店 (2013-11-01)
羊と鋼の森
宮下 奈都 / 文藝春秋 (2015-09-11)
翻訳できない世界のことば
エラ・フランシス・サンダース / 創元社 (2016-04-11)
花魁さんと書道ガール (創元推理文庫)
瀬那 和章 / 東京創元社 (2016-01-29)
蒼のファンファーレ
古内 一絵 / 小学館 (2017-06-29)
虹猫喫茶店
坂井希久子 / 祥伝社 (2015-04-09)
蜜蜂と遠雷
恩田 陸 / 幻冬舎 (2016-09-23)
迷子の大人
坂井 希久子 / 実業之日本社 (2012-09-20)
金木犀二十四区
青の王
廣嶋 玲子 / 東京創元社 (2017-04-28)
魔女の結婚―アヴァロンの陽はいつまでも (コバルト文庫)
谷 瑞恵 / 集英社 (2004-11-29)
魔女の結婚―乙女は一角獣(ユニコーン)の宮に (コバルト文庫)
谷 瑞恵 / 集英社 (2004-06)
魔女の結婚―哀しき鏡像の天使 (コバルト文庫)
谷 瑞恵 / 集英社 (2003-09)
魔女の結婚―女神の島よ眠れ (コバルト文庫)
谷 瑞恵 / 集英社 (2003-11)
鯉と富士 修法師百夜まじない帖 巻之三 (小学館文庫)
平谷 美樹 / 小学館 (2014-11-06)
龍宮の鍵
田中 経一 / 幻冬舎 (2016-08-05)

 

【Android】Apache POIの実行例【pom.xml】

なんだか、今年の1月に公開した記事

を当ブログ比で多くの方に見ていただいてるようなので

なにかの参考程度にpom.xmlを載せておきます

 

EclipseでそのままAndroid Projectで作っても

メソッドの数が多すぎるとかでエラーが大量に出たので

maven化してます

apk作成のためにgcm.jarとかNCMB.jarとか使ってる

詳細は「android maven apk」とかGoogleで検索すると幸せになれ・・・

とか思ってたのに、サイトが閉鎖されてるようです(泣)

今ならキャシュで見れるのでお早目に・・・

 

実行環境とか

Eclipse 4.6.2

Excel2013

Android6.0.1

 

 

ビルドパスの設定とか

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フォルダの構成とか

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2017年おすすめ小説6冊

 

です。

ではさっそく

 

1冊目 きらきらひかる 江國香織

きらきらひかる

恋愛感情のない二人が、契約的に結婚した生活を綴る

男は、医者で性格も穏やか。ただ、女を愛せない。紺という恋人がいる。

女は、アルコール依存症で情緒不安定。親のすすめで結婚する。

愛はお互いに無いと、言いつつも

お互いを思いやる気持ちに溢れてる。

ただそれが、噛み合ってなくて読んでるこっちは歯がゆい。

これも一つの愛なんじゃないか。そう思わせてくれる、作品。


2冊目 さまよえる古道具屋の物語 柴田よしき

さまよえる古道具屋の物語

不思議な古道具屋で自分の意志とは関係なしに
店のものを一つ購入させられる主人公たち
忍者ハットリくんのように張り付いた笑顔を浮かべた
男とも女とも、はたまた若いのか年をとっているのか不明な店主

 

読んだ人には分かる表紙の意味とか

ラストの持っていき方とか流石としか言いようがない

 

3冊目 毒見師イレーナ マリア・V・スナイダー

毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)

翻訳物の3部作、1作目

全517ページにわたる長編作
過酷な運命を辿っていたイレーナに、残された生きる手段が『毒見役』だった
最高司令官の毒見役として防衛長官ヴァレクに指導されるイレーナ
殺さざるを得なかった男・レヤードの亡霊に悩まされつつ
生き延びる手段を考える
生きるか死ぬか、逃走されない手段として日に一度解毒薬を飲まなければ、毒にやられて死ぬと脅され、従うしかない
 
っていう
恋愛がほんのり入ってはいるものの
基本、スリリング
でも ヴァレクが登場する度、ニヤつきが・・・
 
魔法が存在するファンタジーな世界観
反魔法の国イクシアと魔法の国シティア
イレーナが育ったのはイクシアで、実は魔法の力を持っていた自分
シティアに自身の力を制御するため来ないかと持ちかけられたり
恋愛要素が主なのは1作目で
他2作はイレーナの出生やイレーナ自身の能力について
国をまたいだ強力な敵との戦い
家族との絆、ヴァレクとの絆
とかとか
 
読み応えたっぷりな3部作
来年2018年には新シリーズの出版が決定されたそうな
楽しみ
 

4冊目 凍りのくじら 辻村深月 

凍りのくじら (講談社文庫)

何事にも客観的に捉えてしまう、現実味のない冷めた意見を持つ、高校生・理帆子
ある時、写真を撮らせてほしいと同じ高校の男子生徒・別所あきらに出会う
同級生やその他の知り合いと違い、自分の意見を素直に出せる別所と仲良くなり
写真を撮っても良いと言うようになる
同じくして、母親はガンに侵され余命2年と申告されていた
それまで決して親子関係が良かったとは言えなかったが、入院をきっかけに、2日と間を空けずに見舞いに通うようになる
父親は母親がガンと診断される前に、蒸発。行方知らずとなる
父親は、有名な写真家で、海が好きな人だった

 

一口に言えば

主人公があきらに出会ったことがきっかけで

人間的に成長する話

最後に驚きのネタバレがあってビックリ

でもそれが逆になるほど~とうなずかせる 

ハッピーエンドなので是非


5冊目 コンビニ人間 村田沙耶香

コンビニ人間

第155回芥川賞受賞作品

人間的にずれている主人公・古倉恵子36歳独身
コンビニでバイトしはじめて18年、店長は8人代わり、店員も様々、お客も入れ替わる
そんな中での話
 
コンビニ人間というのは、言い得て妙だな、と
「コンビニの『声』が聞こえる」

と作中での主人公のセリフ

自然と思い浮かぶ、コンビニのためにしなくてはいけないこと、足りていないこと

それは何も主人公に限った話ではないとわたしは思う

 

主人公にとってコンビニは天職で

周りに理解されなくても大事なものだった

 

普通でないことを親からも妹からも悲しまれ

コンビニの同僚から普通を知る

コンビニに対してだけは普通の人でいられた、という主人公

普通ってなんだろう、普通でいなければならない理由って

そう思わせてくれる作品でした


6冊目 本を守ろうとする猫の話 夏川草介

本を守ろうとする猫の話

 

祖父がなくなり、両親も既に他界してひとりきりの主人公・ 林太郎

祖父が残した古書店・夏木書店で呆然としていると

一匹のトラ猫がどこからともなく現れる

おまけに「お前の力を借りたい」などと言う

本を解放する助けをして欲しいらしい

わけも分からず連れて行かれた先で出会ったのは・・・

 

要は本を閉じ込めている、という3人に出会い

本を解放するため、話をする

という流れにはなるのだが

その3人の言い分が、とても本を読む者として思い当たる節があって

辛かった

 

改めて

『読書』とは『本』の存在意義とは

と考えさせられる作品

 

ちょっと分かんないのが

帯のキャッチコピー

読み終わってもイマイチ、ピンとこない??

【IFTTT】読書メーターとEvernoteの連携レシピ

IFTTTがアプレットになってレシピを公開できないようなので

記事にしてみた

 

読書メーターTwitter連携をしていることが条件

読書メーターTwitter連携をすると、様々なタイミングでツイートができる

今回は、読書メーターに読んだ本を登録時にIFTTTでEvernoteにノートを作る

 

Twitterに投稿する際、ハッシュタグ「#bookmeter」が付くので

それをトリガーにする

 

1.IFTTTにログイン後、「New Applet」を選択

「+this」をクリックするとアプリケーションを選べるので「Twitter」を選択

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2.次にハッシュタグをトリガーにしたいので「New tweet by you with hashtag」

hashtagの欄に「#bookmeter」をいれる

3.「+that」を選択、「Evernote」を選択

4.画像をノートに入れたいので「Create image note from URL」を選択

5.titleはお好みのものを。Notebookは日本語を認識してくれないので注意

Tagsは日本語OK

 

ノートブックに日本語指定できないのが残念

Yahoo!のアプリ「my Things」とかなら出来るのかな

 

注目記事