広く浅く

広く浅く

本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

レーエンデ国物語 夜明け前 多崎礼 ネタバレ感想

夜明け前が一番暗い

レーエンデ国物語 夜明け前

 

レーエンデ国物語一覧

レーエンデ国物語 多崎礼 ネタバレ感想 - 広く浅く

レーエンデ国物語 月と太陽 多崎礼 ネタバレ感想 - 広く浅く

レーエンデ国物語 喝采か沈黙か 多崎礼 ネタバレ感想 - 広く浅く

 

 

レーエンデ国物語 夜明け前 多崎礼

あらすじ

聖イジョルニ歴八八八年八月八日

レーエンデ、ボネッティで男児が生まれた

名をレオナルド・ペスタロッチ

またの名をレオン・ペレッティという

 

名家の跡取りでもあるレオナルドは母イザベラ

従兄弟のステファノ母子と共に暮らしていた

家督を継げば誰も本音を話してくれなくなると思ったレオナルドは

今のうちに色々見ておきたいと変装して、旧市街へ行こうと臣下のブルーノと計画していた

街の祭りに乗じて無事旧市街へと降り立った二人はある歌を耳にする

それは英雄テッサ・ダールの戯曲「月と太陽」からの一曲「レーエンデに自由を」だった

 

 

 

ネタバレ感想

 

1巻の謎が解明されたね

表紙の人魚はユリアが生んだ神の御子

不老不死だったとは・・・

そりゃずーっと生きてる訳だ

しかしかわいそうな神の御子

虐げられても逃げられず、死のうとしてもレーエンデのことを思って死ねない

そして、ずっと見守ってたのがトリスタンの銀天使だった

じんわりきてしまった

トリスタン・・・

人間は銀天使になれないらしいけど、トリスタンはなれた?

 

フィリス製薬も存続してレオナルドを助けた。

脈々と受け継がれた意思。

テッサの意思をリーアンが戯曲にして、それを聞いたレオナルドが奮起した。

 

ルクレツィアは最悪の方法でレーエンデに火を付けようとした。

しかし始祖ライヒ・イジョルニが出てくるとは

ここでネタバラシかなルクレツィアが生まれるのを待ってた

しかし彼女のしたことで確実にレーエンデが自由になる保証はないと

 

終章の

「エンデ商会」レーエンデの腹を満たした男、にはちょっと笑ってしまった

ノルンってマルティンって誰だっけなーと思ってたけど

リリスマルティンだから、リリスの一族?

で、エリックは!エリック・ランベールってアーロウの子どもというか一族!!

レーエンデ義勇軍が巡らした地下通路!「レーエンデ革命」ってなに!!次巻?!

 

レオナルドは次巻でも登場しそう。

次巻は17年後。期待。

注目記事