今年読んだ本は合計162冊でした
そんな中から選ぶベスト10を紹介します
- 白銀の墟 玄の月 小野不由美
- この闇と光 服部まゆみ
- 彼方の友へ 伊吹有喜
- 風神の手 道尾秀介
- アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎
- 天の花 伊吹有喜
- ファースト・ラヴ 島本理生
- バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎
- 毒見師イレーナ マリア・V・スナイダー
- 源氏物語 上 角田光代
白銀の墟 玄の月 小野不由美
ファンタジーと言っても歴史小説のような話なので、ファンタジーが苦手な方も楽しめると思います
そんな十二国記というシリーズの18年ぶりの最新作が白銀の墟 玄の月です
ご存じの方は是非コメントしていってください
4巻で一つの国を描いているのに、4巻を読み終わってもまだ読みたくなるような内容でした
最後の1ページの一文字まで見逃せない大作です
この闇と光 服部まゆみ
Twitterでよく見かけるので気になって読んでみましたが、当たりでした
物語は盲目の少女レイアと父王が塔で幽閉されている生活からはじまります
これ以降は何を言ってもネタバレになってしまいそうなので割合します
ファンタジーが苦手な方も前半部分を我慢したらいいことあります
読んで損なしの一作です
彼方の友へ 伊吹有喜
400ページを超える大作です
舞台は昭和初期、ひょんなことからあこがれの出版社に編集者として採用された主人公の奮闘記です
また恋愛もうっすらと、奥ゆかしく漂っていて
読み終わってから、本の表表紙と裏表紙をじっくり見たら、感慨深いものがあります
「Dear friends」、「Sincerely yours」この2つの言葉の意味が違って見えてくる
風神の手 道尾秀介
ミステリから一つ
一つの事件が発端となった、ひとつひとつが繋がっている物語
読みながら感心すること間違いなし
バタフライ効果と言える
アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎
恋愛小説で伏線が見事に回収されていくさまを見ることができる小説
映画になってるらしく興味を持って読んでみた
登場人物がちょっと多いけれど、あの時のあの子がここでっというシーンがあるので見逃せない
天の花 伊吹有喜
なでし子物語というシリーズの3作目
なでし子物語とは1980年頃の物語で舞台は静岡の峰生
常夏荘で暮らす少女と少年の成長を追った物語
母が男と出ていき一人となった少女・耀子と
体が弱く昔からのまじないを信じる親父様に女の子の格好をさせられている男の子
・立海を取り巻く人々の話
シリーズ3作目では、耀子が何故龍治と結婚するに至ったのかがよく分かる
1作目でいい感じだった立海ではなく、龍治だったのか
そりゃ惚れるわと納得の3巻だった
ファースト・ラヴ 島本理生
恋愛小説ではないのですが、タイトルを付けた意味もこれではないのかなーと思える
父親を殺害した容疑で逮捕されている主人公と臨床心理士の対話で暴かれる主人公を取り巻く環境
嘘をつくのが常だったという主人公が公判でみせる陳述は見ものだった
バッタを倒しにアフリカへ 前野ウルド浩太郎
ノンフィクション小説から一つ
こんなに面白いノンフィクションの新書ってあったんだという感想
バッタに食べられたいという願いを持って、アフリカへ研究に行ったひとりの男性の話
毒見師イレーナ マリア・V・スナイダー
ファンタジーです
死刑囚となったイレーナが毒見役になることを引き換えに死刑を逃れられるのですが、それからが波乱
逃亡防止用の毒を飲まされて、一日に一回解毒薬を飲まないといけなくなったイレーナ
ですが、毒見役として立派に成し遂げ、自らが持つ魔法の力にも気付き宿敵のレヤードの亡霊にも打ち勝ちます
敵みたいなヴァレクとの恋愛模様も身悶えする出来です。(笑)
源氏物語 上 角田光代
古典から一つ
角田光代さんによる現代語訳です。読みやすいっと言っても古典なので理解に時間はかかりますが、与謝野晶子訳よりかは読みやすいです
和歌も現代語訳されていて、分かりやすかったです