あらすじ
突然婚約者にふられた妙
雨の中しゃがみこみ、泣いていると声を掛けてきた女性がいた
それが、『ビオレタ』の店主菫さん
彼女に導かれるまま店で介抱され、しまいには何故か店で働くことに
菫さんが手作りした、かわいらしいキラキラした雑貨たち
それと、棺桶
菫さんと関わることで何かに気づき始める妙
感想
「棺桶」という単語の本の紹介文に引き寄せられて
手にとった本
結果的に、「棺桶」はメインの話ではなかったけれども
名脇役的な位置にはいたと思う
菫さんに関わることで、見えてきた自分の足り無さ
婚約者にふられた理由とか、仕事のこととか
性格的な面もそう
妙の成長物語でもある
第四回ポプラ社小説新人賞受賞作