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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

今作もアンの魅力で人々を魅了(アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 ルーシー・モード・モンゴメリ)

アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2  (新潮文庫)

アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 ルーシー・モード・モンゴメリ

 

シリーズ2作目

今作もアンの魅力で人々を魅了

 

あらすじ

16歳になったアンはアボンリーの小学校に赴任することになった

問題児のアンソニーパイはいるが、また天才のポールアーヴィングもいた

子どもを鞭でうつことを良しとしないアンは、丁寧な説明と説教そして愛情でアンソニーに対していた

だが、収まることないアンソニーにそそのかされついに鞭をうってしまう

自責の念に囚われるアンだったが、鞭で打ったのが返ってアンの威厳を知らしめたとアンソニーに伝わったらしく、その後は言うことを聞くようにアンを尊敬するのだった

 

隣人にハリソン氏が越してきた

リンド夫人やいわく変わった人物で偏屈者だという

ある時アンが家でたそがれているとハリソン氏が怒鳴り声とともにやってきて、牛をどうにかして欲しいと抗議してきた。名誉にかけて牛をハリソン氏の畑に入れないと誓ったのだった。

だが、しばらくしてアンがハリソン氏の畑を通りかかった時牛がなんと畑の中にいたのだった

なんとしても捕まえたいアン、そこへ牛を買取たいと言ってきた人物がいた

渡りに船とばかりにシーラー親子に牛を売っぱらったアンだったが、帰宅すると自分ちの牛は小屋にいた

なんとハリソン氏の牛を売ってしまったのだった!

ハリソン氏に謝ろうと家へ向かうアン。果たしてハリソン氏は許してくれるのだろうか

 

マニラの遠縁のエミリーが重篤で双子の子どもの行く末を心配していると、見舞いから返ってきたマニラはアンに言う

おそらくエミリーは双子をマニラに引き取ってもらいたいと考えているのではないだろうかと

そうしてエミリーが亡くなり、マニラは双子のデイビーとドーラを引き取ることにしたのだった

 

===

感想

変わり者の人物達を次々に仲良くなるアン

ハリソン氏にミス・ラヴェンダー

ダイアナのおばさん

とか才能というかなんだろうね、アンの魅力って言葉で表せられない

光の子って記述がある?そうなのかも

マニラもマシューも知らずしらずのうちにアンに愛情を持っていたから

あ、でもマシューは最初からアンに対して好意的だったね

マニラも目の病気の心配がないってお医者様に言われて嬉しかっただろうね

それで、アンのために、自分のためにリンド夫人と一緒に暮らすことを決めてさ

マニラって愛情深いよね、アンを引き取ったり、双子を引き取ったりして

おまけに他人のリンド夫人まで

 

16歳で小学校の先生ってカナダ凄い

それでもちゃんと先生してるし悩みながらでも、立派だよ

アンソニーに対しては最終的に鞭ふるっちゃったけど、結果丸く収まったし

 

それにしてもミス・ラヴェンダー!!!

ロマンチックだわー素敵♡

長年独り身を貫いたかいがあった??

見事プロポーズしたアーヴィング氏もやる

なんだか希望が持てる

 

作者のモンゴメリは解説にも書かれていたけど

37歳の時結婚して、相手は41歳という晩婚だったそうな

祖母の介護と郵便局の運営を助けていたって

 

アヴォンリーは実在するキャベンディッシュを舞台にしているそうだ

つい最近キャベンディッシュは地名だと知ったばかりだったのに、これもなにかの縁かしら

ワンピースでキャベンディッシュってキャラいるからね、造語だと思ってたのw

 

双子のデイビーは、駄目な子ほど可愛いってやつなのかな

いたずらばっかりして、口が達者

手のかかる男の子

気が抜けなさそうw

ドーラが今後どんな女の子に成長するのかも気にしてる

何も問題ないといいけど

 

アンの恋愛事情はどうなってるんだろうね

ちらっとギルバートと雰囲気漂わせてるけど

ダイアナはプロポーズされたね

一足先に最愛の友が行っちゃった

ちょっとさみしいね

 

次巻は大学生活編かな

どうなることやら、楽しみ

ギルバートとの絡みも増えるかなー

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