広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

バルサとタンダの10代を綴った短編集:流れ行く者 守り人短編集 上橋菜穂子

流れ行く者 守り人短編集 上橋菜穂子

流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

 

以下感想(ネタバレ)

 バルサが、子どもらしくしてるのが驚いた。

なんだか大人のバルサをそのまま小さくした子どもを想像していた。

淡々としてさ

あぁ 二人にもこういう時代があったんだなぁ と思えた。

 

それよりも驚いたのが、バルサの「父さん」呼び。

ずっと、大人のバルサはジグロのことを名前で呼んでいて、一言も「父さん」だなんて呼んでいた記憶が無い。(ひょっとしたら呼んでいたかも知れないけれど)

まぁ 確かに、ずっとふたりで行動してて名前で呼ぶのは、周囲の人に説明するのが厄介だもんねぇ 手っ取り早く「父さん」と呼んだほうが都合が良かったのかもしれない。

でも、それなら他人の前だけで済むはずなのに、日頃から呼んでいたのは何故だろう。

慕っていたから? 尊敬していたから?

養父として「父さん」と呼んでいた?

疑問は残るけど、まぁ そんなことは置いといて

 

あと残り守り人シリーズは「バルサの食卓」を残すのみ。

じっくり味わうぞ。

 

流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)

 

 

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