広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

10_現代

とある会社のお仕事短編集(とにかくうちに帰ります 津村記久子)

とある会社のお仕事短編集(とにかくうちに帰ります 津村記久子)あらすじと感想

常夏荘の人々に見守られた男の子と女の子の成長の話(なでし子物語 伊吹有喜)

常夏荘の人々に見守られた男の子と女の子の成長の話(なでし子物語 伊吹有喜)あらすじと感想

北の大地、北海道で寮生活を送る大学生の話(緑のなかで 椰月美智子)

緑のなかで 椰月美智子 あらすじと感想の入り混じったなにか まさに、『緑のなかで』暮らすという表現がふさわしい 緑のツタで覆われた、緑旺(りょくおう)寮で寮生活を送る大学生の啓太の話

400ページを超える、濃い物語 『彼方の友へ』ー伊吹有喜

400ページを超える、濃い物語 『彼方の友へ』ー伊吹有喜。あらすじと感想

毒気のある『婚活中毒』 秋吉理香子

『婚活中毒』 秋吉理香子。ちょっとした毒気の読了感が好きな方にはおすすめな本。あらすじと感想

シリーズ1作目『活版印刷三日月堂 星たちの栞』 ほしおさなえ

活版印刷という1文字1文字のハンコを組み合わせて印刷する 三日月堂の短編集 活版印刷三日月堂 星たちの栞 ほしおさなえ あらすじ 川越運送店で働くハルは母一人子一人で息子を育てた女性 日課にしていたジョギング中、本来は人のいるはずのない店から光が…

星座にまつわる日常ミステリー『三軒茶屋星座館』 柴崎竜人 

星座にまつわる日常ミステリー 三軒茶屋星座館 柴崎竜人 あらすじ 夕方7時から朝方まで営業する三軒茶屋星座館と名付けたプラネタリウム兼バーは 雑居ビルの中にあり、客足と言えば 始発までの時間つぶしや、はしご酒の2軒めとして つまり本来のプラネタリ…

村おこしをしようと、弱小広告会社と村民が協力する話(オロロ畑でつかまえて 荻原浩)

オロロ畑でつかまえて 荻原浩著 村おこしをしようと、弱小広告会社と村民が協力する話 あらすじ 牛穴村という、山の奥そのまた奥深くにひっそりと佇む村があった 主な産物は、かんぴょうやオロロ豆 民芸品のゴゼワラシなど 年々メンバーが減っていることに、…

着物好きにはおすすめ(下鴨アンティーク アリスと紫式部 白川紺子)

あらすじ 祖母に「開けてはいけない」と言われていた蔵の着物が気になって、開けてしまった主人公・鹿乃 着物を虫干ししていたら、ある着物から物音がして、気付いたら着物の柄が変化していたのだった 近所に住んでいた持ち主を訪ねて詳細を聞きに行く 表題…

就活生のあれやこれやの葛藤を描く(何者 朝井リョウ)

就活生のあれやこれやの葛藤を描く あらすじ 劇団で脚本を書いている主人公・拓人は、バンド活動をしている光太郎とルームシェア中 友人の瑞月はもう就活をはじめている 上の階に住んでいるという成り行きで、瑞月の友人・理香と共に就活の準備を始めること…

不思議な力を持つ鍼灸師・節子(消えてなくなっても 椰月美智子)

あらすじ 不思議な力を持つ鍼灸師・節子 彼女のもとには様々な患者が訪れる 「あおの」と「つきの」もその内の一人 あおのは得体の知れない恐怖に突如襲われる病 つきのは、付き合ってた彼氏にふられてむしゃくしゃしているところを、節子に拾われた それぞ…

傷ついた少年が、周りに目を向けて前を向くまでの話(花舞う里 古内一絵)

傷ついた少年が、周りに目を向けて前を向くまでの話 あらすじ 愛知県の奥三河という場所に引っ越すことになった、中学二年生の潤。 クラスメイトは潤含めて4人、という少数学級。 小学校と中学校が併設されており、最上級生に当たる中学二年生のクラスメイ…

突然婚約者に振られたら・・・?(ビオレタ 寺地はるな)

あらすじ 突然婚約者にふられた妙 雨の中しゃがみこみ、泣いていると声を掛けてきた女性がいた それが、『ビオレタ』の店主菫さん 彼女に導かれるまま店で介抱され、しまいには何故か店で働くことに 菫さんが手作りした、かわいらしいキラキラした雑貨たち …

女性騎手の話(風の向こうへ駆け抜けろ 古内一絵)

あらすじ たった一人の女性騎手訓練生の主人公が騎手学校を卒業する場面から始まる 優秀な成績で努力家の主人公はスカウトされ卒業後、広島の鈴田競馬場にプロジョッキーとしてデビューすることとなる ところが、この鈴田競馬場というのが曲者で・・・ 厩務…

花火に魅入られた男の一生(空に牡丹 大島真寿美)

花火に魅入られた男の一生(空に牡丹 大島真寿美) 夏なので読んでみた あらすじ 一族に代々語り継がれる人物がいる 何か偉業を成し遂げたというわけでもないのに 静助さんの話だけ伝わっている 時は明治の話 静助さんは丹賀宇多村の名主・可津倉家庄左衛門…

心温まる感動小説:猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 大山淳子

猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 大山淳子 猫弁【完全版】 天才百瀬とやっかいな依頼人たち 作者: 大山淳子 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/02/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 1人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (12件) を見…

31話の不思議な商店街にまつわるショートショート: 伏木商店街の不思議 太田忠司

伏木商店街の不思議 太田忠司 よくこんなに思いつくなぁと、流石小説家 1編1編の物語だけでも、長編になりそうなボリュームなのに あっさりと、ショートショートで読ませる力量 話の内容は、ちょっと怖いもの系から心温まる系夢がある話などなど多彩 ちょ…

本日は、お日柄もよく 原田マハ

あらすじ ずっと好きだった幼なじみの結婚式に出席した主人公こと葉、そこで運命の出会いをする。スピーチライターである久遠久美である。 久美のスピーチにいたく感動したこと葉、近々親友の結婚式で友人代表スピーチを頼まれていたので久美に相談しに行く…

風のベーコンサンド 柴田よしき

女主人公が高原でカフェを営む話・・・だけではないのが見どころ。 以下感想ネタバレ 柴田さんで食べ物系と言えば、ばんざい屋シリーズですが 今回はカフェとあって、ちょいとおしゃれな食べ物が出てきます。 中でも、素性不明の男性・田中さん(仮)が注文…

純愛モラトリアム 椰月美智子

様々な年代・職業の人々を主人公にした恋愛短編集 なんだろう、モテる人はズルイと思う。 軽い気持ちで人の心をもてあそんで。 気軽い同士ならいいかもしれないけど、片方が本気なら悲しいし悔しい。 前半、「やさしい太陽」と「オオタニくんの不覚」の感想…

シロシロクビハダ 椰月美智子

化粧品、研究部に所属する箱理と家族を描く。 なんといっても話の肝になるのは、タイトルにもなっている祖母の白塗りだが 箱理と祖母にしか見えない、箱理の想像上の動物タコリであるとか すこしマイペースな箱理自身の世界観も見どころ。 本編とは関係ない…

ダリアの笑顔 椰月美智子

とある家庭、綿貫家のそれぞれを主人公に語る短編集。 以下あらすじと感想(ネタバレ)

ねじまき片想い ~おもちゃプランナー・宝子の冒険~ 柚木麻子

副題のおもちゃプランナーという言葉に惹かれて手にとった本 どんな職業か興味があって 以下感想とあらすじ(ネタバレ)

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