めぐり逢いサンドイッチ 谷瑞恵
あらすじ
サンドイッチ専門店『ピクニック・バスケット』を営む姉妹の話
姉の笹子が調理を担当、妹が飲み物や経理を担当している
看板猫にコゲという真っ黒の猫がピクニック・バスケットに住んでいる
看板メニューは、たまごサンド
ただ、マヨネーズであえた関東風ではなく、卵焼きを挟む関西風
その他にもコロッケサンド、ローストビーフサンド、ハムキャベツサンドなど
読んでいるだけで食べたくなってくる美味しそうなサンドイッチ達
そのサンドイッチのパンを納品する、イケメン・川端さんや
常連で”夢を売る仕事”をしている小野寺さんが登場する
物語は、サンドイッチを買ってくれるお客さんや、ピクニック・バスケットに関わることになった人々が代わる代わる登場
一話ごとにテーマとなるサンドイッチがあり、サンドイッチに店主がすることによって、お客さんや地元の人々の悩みが解決する。いわば日常ミステリ的要素もある
イケメン・パン屋の川端さんと姉妹の関係性や
謎の職業をしている（後に判明するが）小野寺さんは毎回登場し物語を賑わわせてくれる
感想
最後はきちんと、姉妹の話で終わらせる後味の良い作品で、姉妹の驚きの事実も明らかになります
読んだらきっとお腹が空いてくる、美味しそうな描写が絶妙でした
