広く浅く

広く浅く

本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

今度の敵は宗教団体(アラルエン戦記 (9) 秘密 (上)/ジョン・フラナガン)

アラルエン戦記 (9) 秘密 (上)

アラルエン戦記 (9) 秘密 (上)/ジョン・フラナガン

 

シリーズ9作目

今度の敵は宗教団体

 

あらすじ

総会にギランと待ち合わせをして居たウィル

いつもならここでホールトとも合流して総会に行くのだが一向に姿を現さない
先に行くことにしたウィル達

そこでクロウリーからホールトが総会を欠席することを伝えられる

ホールトが欠席するなんてよっぽどのことがあったのだろうとクロウリーに詳細を尋ねると

ホールトは西海岸で新しい宗教カルトが突然現れたといううわさを追っているとのこと

その宗教カルトの名前はアウトサイダー

一度はホールト達がアウトサイダーズを封じ込めたが、また再び現れたのだ

彼らは、自らの称える神を崇めれば災から逃れられるし、金品を提供すれば安全を保証するというもので

災いはアウトサイダーズがもたらす自作自演のものだった

 

そしてクロウリーはウィルやホールト、ホラスを特別任務隊として結成しアラルエン国内国外問わず、緊急事態に動くメンバーを揃えたいのだという

そしてウィルの拠点はシークリフからレドモンドに戻り、ホールトが使っていた小屋をウィルが受け継ぐ形になることを示していた

 

ウィルがレドモンドに戻り、アリス達と歓談しているところにホールトが帰還し事の次第を説明した

彼によると、アウトサイダーズが活動を再開し、アラルエンに戻ってくることを計画しており、ヒルベニアを押さえたらすぐにでも行動を起こすことを報告した

アウトサイダーズは6つある国のうち5つを支配し、残るはホールトの故郷クロンメルだけになっていた

そうした危機の中、特別任務隊の出番がせまっていた

 

===

感想・ネタバレ

ウィルが日に日に立派になってるなー

後輩たちを指導する立場になって

もっともリーダーとしての素質はすでに2巻あたりで出てたけど

それにしてもウィルの功績が後輩たちに崇められるようになっていたとは

まぁ確かに華々しい活躍をしていたらから当然といえば当然


アリスともいい感じだよね

シークリフ領に居たときからずっと会ったりしてて

このままいけばアリスと結婚かなー

一時期仲良かったカサンドラはどうなるんだろう

ここでカサンドラとくっつくとかいう展開になったら驚くけど

それよかホラスとカサンドラがくっつく方が現実的なのかな

シリーズが東国で終わるらしいし、その辺りも気にしていたい

 

しかし、ホールトが王族、しかも王の兄だったとは驚き

しかも一卵性双生児!

びっくりだよ

よくある王位継承の恨みというか、妬みで弟に殺されそうになり、このままだとやばいと国を出たホールトの判断は間違ってなかったと思う

そしてレンジャーとして活躍するとは・・・

しかしあの時ガリカでドルパルニューに言ったヒルベニアの王家の親戚だって言葉は嘘じゃなかったんだね

 

ウィルがホールトに久しぶりに会って質問攻めにしたシーンには笑った

だって弟子の頃を思い出したからホールトと一緒で

そんな弟子だったウィルももはや立派なレンジャー

ダフィの浅瀬に侵入し偵察するシーンにはハラハラドキドキした

いつ見破られてしまわないかと

でもウィルはホールトに教えられたことを守り、時に大胆に時に密やかに行動して

彼らの計画を見事聞きのけた

 

ってとこで次巻へ続く

茶州州牧として波乱の旅路(彩雲国物語―想いは遙かなる茶都へ 雪乃 紗衣)

彩雲国物語―想いは遙かなる茶都へ (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―想いは遙かなる茶都へ 雪乃 紗衣

 

シリーズ4作目

茶州州牧として茶州にたどり着くことが出来るのか?!

 

あらすじ

茶州州牧として茶州に赴任することになった

秀麗・影月・燕青・静蘭、そして香鈴の一行は茶州に向けて馬車を走らせていた

普通なら大名行列が如く華々しく州牧赴任が出来るわけだが

秀麗達一行にその気配はなかった

というのも、年若い少年少女が州牧として派遣されることを知った、茶家が追手を向けていたためだった

 

こうしてほそぼそと旅を続けていたが、香鈴が熱を出してしまう

香鈴を休ませるため取った宿

そこで秀麗は静蘭が浮かない顔で居るのを見つける

何でも相談して欲しいそれくらいしか自分には出来ないからという秀麗に対し

静蘭はこうしてお茶を一緒に飲んでくれることがいいのだという

それだけでいいのならば甘露茶を買い占めておくと言う秀麗だった

そこへ現れた燕青も一緒にお茶してやるからなーと気さくに静蘭に絡む

 

そして燕青は茶州に来る道すがら、秀麗や影月たちに茶州の地理、風土、気候、それに伴う商工農業の分布などをさりげなく彼らに教えていた

 

その燕青がこれからの行程を話す

もうすぐ崔里関塞だが、そこでは12・3歳の少年及び16・7歳の少女は誰でも一時拘束するとおふれが出てる

もし捕まれば、州牧任期の終わる夏まで拘束されるだろうと燕青は踏んだ

そこで自分がおとりとなって捕まるその隙に行けという

そうして合流地点は州都の一つ前金華

 

だが、そこへ崔里関塞の役人が押し寄せる

燕青・静蘭・影月に香鈴まで捕まってしまい、秀麗ひとりに

残された秀麗は、金華で落ち合うという燕青の言葉を胸に行動する

 

===

感想

香鈴偉かったな

秀麗の振りができて

毅然と対応してさ

みるからに秘蔵のお嬢様だもんね香鈴

でも最初から秀麗じゃないってバレてたみたいだけど

健闘したよ

なんだか影月にちょっとづつ好意を抱いているようだし

茶鴛洵に恋とも愛ともにつかぬ強い感情を抱いていた香鈴

新たな芽生えかな

 

それにしても朔洵だよ!!!問題は

秀麗の、秀麗の初恋の相手が朔洵!?

タイトルも表紙も、朔洵に褒められた髪を下ろしている姿だし

静蘭に気づかれたときも髪下ろしてたし

そういうことなの??

そりゃ静蘭も怒るし、自分にしてくれって言いたくなるよっ!!

許すまじ朔洵

劉輝に似た言葉、態度をとって秀麗を拐かして

ひきずられた秀麗は哀れだった

すべての元凶で極悪で、放蕩息子のフリをしてて裏ではあれやこれやと人を動かして

証拠は残さない嫌な奴

姿を消したけど、このあとってどうなるんだっけ?朔洵

覚えてないなー

胸糞悪い巻だった

新進士として秀麗が奮闘(彩雲国物語―花は紫宮に咲く 雪乃 紗衣)

彩雲国物語―花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―花は紫宮に咲く 雪乃 紗衣

 

シリーズ3作目

新進士として秀麗が奮闘

 

あらすじ

国試を第三位・探花として及第した秀麗

第一位で及第した最年少13歳の杜影月とともに与えられた仕事は
廁掃除と靴磨きだった

しかもその仕事が終われば府庫での仕事が待っていた

そのため二人が邸に帰れた例がなかった。その数連続10日目

 

女だからと言って暴言や蔑まれたりする秀麗と

最年少で貴族の後ろ盾もない影月は境遇が似た者同士で仲良くなっていた

 

そんな二人に差し入れをしてくれる人物が居た

いつのまにか置かれている、お茶と食べ物

怪しんで食べなかったが劉輝が心配ない食べていいと太鼓判を押すので

ありがたく頂いていた

朝廷内には二人を応援してくれる人も居てるのだとやさしさを感じる二人だった

 

===

感想

魯礼部官が差し入れしてた人だったんだね

前読んだ時の記憶が残ってたから意外ではなかったけど

わざと厳しくあたって、将来有望な官吏に逆境で耐え抜く力を周りにみせつけるってやり方

どうなんだろうなー

現代だったらパワハラになりそう

でもまぁ 周りの官吏たちも将来有望だから厳しくされるってので

どの官吏が使えるか見分ける指針にもなってたりするって

公認なんだー劉輝でさえも一任するって言って信頼してたみたいだし

前王も頭を下げた、そうだから

しごきは期待されてる証なんだろうなー

 

劉輝も王の権限を撒き散らして秀麗を守る

みたいなみっともない真似はせずに

陰ながら見守ってて、一部楸瑛に止められてたけど

よく頑張ってる

法の整備とかしてたし

で、最後のは頑張ったご褒美かな?

濃密なチュー、とハグ

秀麗しか妃にしないって宣言して、待つって決めてる劉輝

ほんとに待ったもんなー劉輝

 

隣に居て欲しい人がいないからさみしい

ってのは理解できるその通りだと思う

これからさみしくなるね、茶州だもん

気軽に会える朝廷や邸でなくなる

 

で秀麗

泣きそうになりながらも頑張って、静蘭にも甘えずに頑張って

それが胡蝶姉さんには効かなかった

泣けてよかったよ

悪くないよ泣くのって

 

影月と二人で茶州州牧に任命されて

補佐に燕青、警備に静蘭

豪華だなー

おまけに王からは花、蕾を贈った

これから茶州州牧となって派遣されて、舐められたり阻害されたりしないようにとの配慮であり

二人の実力を認め、また信頼し、期待した

劉輝、王としてふさわしい行為をしていると思う

確かにいい王になれそう

秀麗が男装して戸部で雑用?!(彩雲国物語―黄金の約束 雪乃 紗衣)

彩雲国物語―黄金の約束 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―黄金の約束 雪乃 紗衣

 

シリーズ2作目

今回は秀麗が男装して戸部で雑用する

 

あらすじ

ある日静蘭が務めから戻ると、秀麗が料理をしていた

お客などの予定にはまだ早くいぶかしんだところ、家にいたのは静蘭の知り合い燕青だった

紅家に拾われる前を知る燕青に口止めする静蘭

何しに来たとの問いに、会うのが難しい相手に会いに来たと言う燕青

静蘭と一緒に来た楸瑛と絳攸

夕飯のお呼ばれに来たのだった

その中で、茶州から山賊が大量に流入しておりその討伐に羽林軍から人手を呼んでいた

それに静蘭も加わって欲しいのだという

この夏の猛暑で次々と官吏達が倒れていき、人手不足になっている現在、羽林軍のような日頃鍛えている人物が手持ち無沙汰になってしまったのだという

そのため日頃はしない討伐を羽林軍に頼んだそうな

日当金5両なら家計の足しになると引き受けたのだった

 

一方、秀麗は劉輝から送られてくるとんちんかんな贈り物や、何がいいたいのか分からない文について楸瑛に文句を言う

絳攸もあることを言いたくて、打ち明けた

すなわち、ひと月ほど朝廷で働く気はないかと、後宮ではなく外朝で

 

戸部に配属された秀麗

女は未だ禁制の場所のため男装して働いていた

戸部を取り仕切るのは、仮面を被った黄奇人

奇人というのはみながつけたあだ名だが、しょっちゅう言われるため改名した変人である

だが、仕事は有能で次期宰相との噂

そこで限界まで使われる秀麗の行末はいかに・・・

 

===

感想

秀麗って有能だわ

あんな指示(5行もある)を一遍聞いただけで把握して覚えるなんて芸当
とてもじゃないけどできない

それを、非常に助かったと奇人に言わせ

補佐の景侍郎が、国試を受ける際の後見人になってもいいと言わしめるほど仕事の出来が良かったなんて

出来る人だわ秀麗

 

そんな秀麗が戸部で働いてて

奇人がみせた隙、寝てたところをみて仮面を取らなかったのは

本人が嫌がることをしては駄目だと教わっていたから

だけどする人はするよね

隠してた物が目の前で無防備に置かれていたら

でもしなかった、秀麗好き

それよりも髪の毛が気になったのね

さらっさらで、おまけに顔もいいならそりゃ女として自信なくすというか

それで振られるのも仕方ない?

奇人以上に美人か気にしないひとを嫁にもらわなきゃ

だからって秀麗はあげないよっ!

 

そして燕青

秀麗と一緒にくっついて戸部の雑用してて

暑さでぶっ倒れた官吏の代わりに戸部施政官になっちゃって

しかもそれをこなせる

まぁ当然といえば当然というか

茶州の補佐官として執務してたわけだから

でも資格はなかった

才能を茶太保が見抜いたのかなー

終盤では髭もじゃを剃って、男前になるし

秀麗に40代に見られてるって凄いよっぽどだったんだろうな

 

で劉輝の贈り物諸々

大事にしてたんだ秀麗

意外だな

そんな秀麗好きだ

劉輝のさみしい気持ちはわかるけど

アプローチの仕方は知らないのね

まぁ当然かー初恋だもんね

中華風ファンタジー(彩雲国物語―はじまりの風は紅く 雪乃 紗衣)

彩雲国物語―はじまりの風は紅く (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語―はじまりの風は紅く 雪乃 紗衣

 

架空の国・彩雲国を舞台にした中華風ファンタジー

本編18作 外伝4作 連作短編集1作の超大作

雪乃紗衣さんはこれがデビュー作となる

 

あらすじ

王が登極してはや半年、やる気のない仕事っぷりにあれやこれやと策を講じてきたもののどれもが効果が無かったので、困り果てていた重臣たち

ひとりの重臣があるアイディアをもたらす

それは、王に伴侶をもたせてやる気を出させるというものだった

 

白羽の矢が立ったのは、紅家直系の姫・紅秀麗

直系と言っても、父親の紅邵可は弟に家督を譲り紅州からはなれ紫州へと越してきた身であった

おまけに邵可は府庫の管理を任せられていたが、こと書物以外のことになると関心が薄れるようで

お給金もろくにちゃんと貰わなかったため、紅家はいつも貧乏だった

そのため秀麗と家人の静蘭はこまごまと内職や働きに出ていたのだった

本来ならば、かしずかれていてもおかしくはない秀麗

礼儀作法などは亡き母から教えられてしっかりと身についていた

それも仕事に代わり、膨大な屋敷を維持するための費用として消えていったのだった

そこへ霄太師が金500両で王の妃になってほしいと頼みに来る

あまりの金額に目がくらんだ秀麗は即答で快諾する

 

こうして王の妃となり後宮で過ごすことになったが、はや5日王の姿は現れずいまだ面会出来ないでいた

その間に王・紫劉輝について調べたことは以下の通り

母親は幼い頃他界、父親は名君として名を馳せていたが8年前に病につき1年前に崩御

末の第六公子だったが、上の4人の兄は王位争いで死亡、残りの第二公子は流罪にされていたので、残った第六公子が王座についた

 

政治においてはやる気なし、興味なし、朝議にも出ず臣下に任せっぱなし

 

私生活では男色家との噂。毎晩別の侍官と過ごし、昼はどこかでふらふらとして行方知れず

今現在、妃は秀麗ひとり

 

という状況であった

 


===

感想

再読になる

発売されたのが2003年だからもう17年経つのか
早いな

アニメで知って、原作を読んで、連作短編集の骸骨を乞うまで読んでるから

大体は覚えてるから知ってたけど

やっぱり面白いな

 

そう言えば、劉輝って両刀なんだね

そう言ってたから本人が

そうかー両刀? 毎晩臣下と寝ていたのは事実だったのね

あんまり知りたくなかったかも

でも毎晩寝るのを共にしていたのは、幼い頃受けた虐待のせいで暗闇が嫌いになって

パニックを起こしてしまうからだった

それも秀麗と一緒に寝たときは、悪夢も出ずに安眠できた

朝起きたら抱っこされて目覚めるのは定番だけど

安眠できたのも定番かな

だけどそう思われた分には嬉しいかもしれない

王道バンザイ

 

そんな暗闇が苦手な劉輝が、秀麗が捕まった時に意を決して闇に飛び込む姿は好感持てる

頑張ったのねっと褒める秀麗もなかなか

 

それにしても霄太師め

本当に腹黒たぬきみたい

一歩間違えば死んでいたかもしれない秀麗に、父・邵可も怒り沸騰

黒狼として殺害予告をしでかすくらい

 

茶太保が辛かったろうなーと。

辛いっていうかなんていうか一方的にライバル視してたみたいな感じだったんだろうか。

最期は霄太師に看取られて。本望だったのだろうか。複雑

結果そそのかされたって邵可は言ってたけど、霄太師は違った意見だった

俺が殺してやろうとそれが愛する友へのせめてものたむけ

 

霄太師は結局、仙なのね

でなきゃおじいさんがいきなり若くなったりしない

どの仙なのかわからんけど現時点では

今作もアンの魅力で人々を魅了(アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 ルーシー・モード・モンゴメリ)

アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2  (新潮文庫)

アンの青春 赤毛のアン・シリーズ 2 ルーシー・モード・モンゴメリ

 

シリーズ2作目

今作もアンの魅力で人々を魅了

 

あらすじ

16歳になったアンはアボンリーの小学校に赴任することになった

問題児のアンソニーパイはいるが、また天才のポールアーヴィングもいた

子どもを鞭でうつことを良しとしないアンは、丁寧な説明と説教そして愛情でアンソニーに対していた

だが、収まることないアンソニーにそそのかされついに鞭をうってしまう

自責の念に囚われるアンだったが、鞭で打ったのが返ってアンの威厳を知らしめたとアンソニーに伝わったらしく、その後は言うことを聞くようにアンを尊敬するのだった

 

隣人にハリソン氏が越してきた

リンド夫人やいわく変わった人物で偏屈者だという

ある時アンが家でたそがれているとハリソン氏が怒鳴り声とともにやってきて、牛をどうにかして欲しいと抗議してきた。名誉にかけて牛をハリソン氏の畑に入れないと誓ったのだった。

だが、しばらくしてアンがハリソン氏の畑を通りかかった時牛がなんと畑の中にいたのだった

なんとしても捕まえたいアン、そこへ牛を買取たいと言ってきた人物がいた

渡りに船とばかりにシーラー親子に牛を売っぱらったアンだったが、帰宅すると自分ちの牛は小屋にいた

なんとハリソン氏の牛を売ってしまったのだった!

ハリソン氏に謝ろうと家へ向かうアン。果たしてハリソン氏は許してくれるのだろうか

 

マニラの遠縁のエミリーが重篤で双子の子どもの行く末を心配していると、見舞いから返ってきたマニラはアンに言う

おそらくエミリーは双子をマニラに引き取ってもらいたいと考えているのではないだろうかと

そうしてエミリーが亡くなり、マニラは双子のデイビーとドーラを引き取ることにしたのだった

 

===

感想

変わり者の人物達を次々に仲良くなるアン

ハリソン氏にミス・ラヴェンダー

ダイアナのおばさん

とか才能というかなんだろうね、アンの魅力って言葉で表せられない

光の子って記述がある?そうなのかも

マニラもマシューも知らずしらずのうちにアンに愛情を持っていたから

あ、でもマシューは最初からアンに対して好意的だったね

マニラも目の病気の心配がないってお医者様に言われて嬉しかっただろうね

それで、アンのために、自分のためにリンド夫人と一緒に暮らすことを決めてさ

マニラって愛情深いよね、アンを引き取ったり、双子を引き取ったりして

おまけに他人のリンド夫人まで

 

16歳で小学校の先生ってカナダ凄い

それでもちゃんと先生してるし悩みながらでも、立派だよ

アンソニーに対しては最終的に鞭ふるっちゃったけど、結果丸く収まったし

 

それにしてもミス・ラヴェンダー!!!

ロマンチックだわー素敵♡

長年独り身を貫いたかいがあった??

見事プロポーズしたアーヴィング氏もやる

なんだか希望が持てる

 

作者のモンゴメリは解説にも書かれていたけど

37歳の時結婚して、相手は41歳という晩婚だったそうな

祖母の介護と郵便局の運営を助けていたって

 

アヴォンリーは実在するキャベンディッシュを舞台にしているそうだ

つい最近キャベンディッシュは地名だと知ったばかりだったのに、これもなにかの縁かしら

ワンピースでキャベンディッシュってキャラいるからね、造語だと思ってたのw

 

双子のデイビーは、駄目な子ほど可愛いってやつなのかな

いたずらばっかりして、口が達者

手のかかる男の子

気が抜けなさそうw

ドーラが今後どんな女の子に成長するのかも気にしてる

何も問題ないといいけど

 

アンの恋愛事情はどうなってるんだろうね

ちらっとギルバートと雰囲気漂わせてるけど

ダイアナはプロポーズされたね

一足先に最愛の友が行っちゃった

ちょっとさみしいね

 

次巻は大学生活編かな

どうなることやら、楽しみ

ギルバートとの絡みも増えるかなー

2019年読んだ本のまとめ【読書メーター】

2019年の読書メーター
読んだ本の数:174
読んだページ数:49763
ナイス数:1548

魔法使いの嫁 10 (BLADE COMICS)魔法使いの嫁 10 (BLADE COMICS)
読了日:12月31日 著者:ヤマザキコレ
約束のネバーランド 15 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 15 (ジャンプコミックス)
読了日:12月31日 著者:出水 ぽすか
カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス)カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス)感想
ミステリってやっぱりいいな。今回は繋がりがない短編集。火村とアリスの出会いが描かれた『あるトリックの蹉跌』と火村がまだ出会わない猫の名前を決めてた『エア・キャット』がお気に入り。まさかここで火村との出会いが読めるとは思わなかった。表題の『カナダ金貨の謎』は珍しく犯人側からの記述・倒叙ものだった。
読了日:12月28日 著者:有栖川 有栖
ひとりたび1年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ひとりたび1年生 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
たかぎさんの本は好きでよく読んでたけど、ひとりたびの本もあったんだね。私もどこかひとりたび行きたいので参考になりました。確かに、ひとりで夕飯、店入るのって勇気いるよなー。でもそれも経験と勇気次第かなー
読了日:12月25日 著者:たかぎ なおこ
マジカルグランママジカルグランマ感想
正子さんのやる気は一体どこから来るんだろう。元気だね。齢74にして芸能界へ再デビューして一躍有名人になるけど、夫とのことがバレて芸能界を辞めて。その後も家のものを売り出したり、お化け屋敷をしたり精力的。でもま、タイトルのマジカルグランマが差別的表現からきているとは思わなかった。確かに思い込みとかあると思う、イメージが。それを払拭したい正子の気持ち。最後の最後まで元気百倍でなんか笑えた。
読了日:12月24日 著者:柚木 麻子
選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論感想
前半はデヴィ夫人の人生、後半は婚活論。デヴィ夫人らしいなー読んでて目の前で説教されてるみたいだったwwでもそうだよねーって頷けることも多かった。20代くらい向けかな?
読了日:12月23日 著者:ラトナ・サリ・デヴィ・スカルノ
スーパーヒーローの秘密 (株)魔法製作所 (創元推理文庫)スーパーヒーローの秘密 (株)魔法製作所 (創元推理文庫)感想
オーウェン!!まさかの結末。何年かぶりに読んだからイドリスって誰??みたいな状況だった。けど前作を忘れてても楽しめた。続きが気になる!今回も?ケイティ大活躍だった。出世もしたし、イミューンとしてだけでなく自らの機転と知能で敵とやりあった。とても楽しめた。
読了日:12月21日 著者:シャンナ・スウェンドソン
デフ・ヴォイスデフ・ヴォイス感想
初耳の情報が多かった。自らをろう者と呼ぶことや、手話には2種類あること、両親ともにろう者の聞こえる子どもがコーダであること。前半部分は、ろう者と手話について知ることが多く、後半部分でミステリでぐいぐい読ませてもらった。続編もあるとのことなので楽しみ。
読了日:12月19日 著者:丸山 正樹
カザアナカザアナ感想
なるほど……未来でファンタジーだった。不思議な力を持つガザアナ。確かに造園業者って適役。私も石の気持ち聞いてみたいなぁ。
読了日:12月15日 著者:森 絵都
まるで童話のような、世界のかわいい村と美しい街まるで童話のような、世界のかわいい村と美しい街感想
やっぱりヨーロッパが主だねぇ。キャベンディッシュが地域の名前だったとは!ワンピースに出てくる奴しか知らなかったから驚き。
読了日:12月14日 著者: 
レディ・ヴィクトリア アンカー・ウォークの魔女たち (講談社タイガ)レディ・ヴィクトリア アンカー・ウォークの魔女たち (講談社タイガ)感想
んーどっちが探偵役?ヴィタ?それともメイドのシレーヌ?どっちかわからない描写の仕方だった。登場人物たち、メイドや執事の過去がちらっと垣間見えて、シリーズ物だそうなので次巻以降で語られるのかな。
読了日:12月13日 著者:篠田 真由美
虹にすわる虹にすわる感想
天才型の魚住と努力型の徳井が椅子工房をはじめる話。本当、足して二で割ったらちょうどいい二人だった。二人の問題も椅子を通じて解決したし。夫婦椅子だけじゃなくてもっと色々二人の活躍見たかったな。最後はちょっとヒヤヒヤした。虹にすわるか、発想力豊かだな魚住は。
読了日:12月11日 著者:瀧羽 麻子
遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)遠に呱々泣く八重の繭 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)感想
読み終わってみるとタイトルでネタバレしてる。 座木が先生かー白衣似合いそう。キツネが化けてたのね。でもごっそり居なくなったってどんだけ化けてたのかしら。犯人は痴情のもつれか。でも相手って中学生だし……まぁ最後はまるっと解決出来て良かった。
読了日:12月10日 著者:高里 椎奈
アカガミアカガミ感想
最後で読み終わった時ゾクってした。アカガミって戦争の時の赤紙だろうから、物語中の平々凡々とした微笑ましい内容と違和感あったけれどそれが最後判明してしっくりきた。そんなに手厚く保護されて、ただそれだけで終わらないよなって。主人公夫婦が今後幸せに暮らすことを祈る。
読了日:12月07日 著者:窪美澄
赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)赤毛のアン 赤毛のアン・シリーズ 1 (新潮文庫)感想
子どものころ観た映画を思い出しながら読んだ。アンの想像力とおしゃべりに圧倒されたけど、マニラやマシューと同じく段々とアンの魅力に気付いていった。これだけの想像力があるってちょっと羨ましいけど、でも日常のことがおろそかになってしまうくらいだからほどほどでいいのかな。アヴォンリーが自然豊かで行ってみたいな。
読了日:12月06日 著者:ルーシー・モード・モンゴメリ
絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV感想
今回は目を覆いたくなるような話から始まった。動物虐待じゃなくて動物殺人の勢いだった。もう、とても酷い。それでいて可愛がってるつもりなんだから、神経いかれてる。続く2話では、身近なところに落とし穴があった。最後に父親がう踏みとどまってくれてナイス・キング。3話では10年も引きこもってた割にはすんなりと出てこれたし、それも母の一大事だったからか、母思いで良かった。最終話ではマコトもキングと一緒に退治に乗り出して、鮮やかに事件を解決した。キング、マコトの母にマザコンって任侠じゃないのかな?
読了日:11月30日 著者:石田 衣良
かたみ歌 (新潮文庫)かたみ歌 (新潮文庫)感想
泣ける本と本屋で紹介されてたから読んでみた。結果うるっとはきたかな。解説の諸田玲子と同じく、私も「栞の恋」が好きだ。なんかこういうやり取りって素敵。時間がかかっても、誰かにみられるかもしれなくても、スリルと恋のドキドキが味わえて。相手の人が時空を超えた人物ってのもまたいい。マンガみたい。『かたみ歌』の「かたみ」って漢字では”形見”かな。短編枚に歌が登場するから。それにしても不思議な話って、こういう心霊とかファンタジーっぽいことだったのね。
読了日:11月30日 著者:朱川 湊人
ひぐまのキッチン (中公文庫)ひぐまのキッチン (中公文庫)感想
料理をあんまりやったことがないのに、それなりというかちゃんと料理として完成させられるのだからもともとセンスがあったのかな。料理と思い出って、人それぞれだけど料理がきっかけで人間関係が円滑になるんだなぁって改めて思った。素人が主人公の料理小説って珍しいな。サクッとさらっと読めて後味も良いから続編も読むかも。
読了日:11月30日 著者:石井 睦美
白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)感想
良かったーー!!ホッとした、そしてウルッとした。沢山の人が亡くなって、飛燕が李斎を守って亡くなったのが悲しい。ラストまでこのまま悲しい結末になるのではと悲しかった。泰麒が死を覚悟して望んだ、驍宗の処刑。転変出来るまでに回復してたんだね。使役も戻ってきて良かった。驍宗は戴を取り戻したんだね。それを語るにはもう1冊必要だったかもしれない。戴史乍書でさらっとまとめたのは、見過ごしそうだったよ。なんにせよ、長い物語でした。短編集も楽しみ。
読了日:11月29日 著者:小野 不由美
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII感想
過去の不幸ではなく、今、これからどうするか。が重要なんだ。問題行動を起こす時は「あなた」に向けて助けを求めている。問題行動を起こす自分はその相手に助けを求めているのかな。
読了日:11月25日 著者:岸見 一郎,古賀 史健
白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)感想
良かったーー良かったよ!!驍宗が無事で。どっかのサイトに載ってた考察通りだった。生き延びていてくれてホッとしたよ。残るは阿選の配下と李斎たち、どちらが驍宗を見つけるのが早いかだね。あとは正頼。よく、よくぞ耐えた。心が痛い。なんとか彼も助かって欲しい。泰麒も張運が陰湿ないじめ、強くなった泰麒に打ちのめされて欲しい。
読了日:11月23日 著者:小野 不由美
イモトの元気の素 88の言葉イモトの元気の素 88の言葉感想
イモトの人生観が綴られた本。何故ここまで頑張れるのか、主にイッテQの話題が多かったです。「とりあえず笑っとけ」とあとがきのあまり後ろを振り返りすぎないってところは頷けました。
読了日:11月20日 著者:イモト アヤコ
世界のかわいい村と街世界のかわいい村と街感想
ヨーロッパの家が多かったけれど、どれもカラフルでページをめくるたび「かわいいかわいい」と連呼してしまいました。お花と建物の色の鮮やかさがまたかわいかった。
読了日:11月20日 著者: 
十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)感想
楽しませてもらった。最後らへんのある人物のあだ名がわかる段階まで犯人の検討がつかなかった。動機としては単純だった。あだ名の使い分けが上手かった。
読了日:11月20日 著者:綾辻 行人
怪盗探偵山猫  黒羊の挽歌 (角川文庫)怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌 (角川文庫)感想
短編だと思ってたら、ラストにきた。なるほどねぇバックで動いてたやつが居たのか~。鮮やかでした山猫。それと犬井さん。
読了日:11月18日 著者:神永 学
インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)インド倶楽部の謎 (講談社ノベルス)感想
10ウン年ぶりに国名シリーズ読んだ。やっぱり本格ミステリはいい。でも今回のテーマが輪廻転生を軸にしてあって、ん??って思った。犯人は前世の記憶からすると、割とベターな動機。先生の本格ミステリ分布によると、今回の話はタイプ何だったのかなー
読了日:11月14日 著者:有栖川 有栖
マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命
読了日:11月13日 著者:サンガ編集部,方喰正彰
あなたの人生、片づけます (双葉文庫)あなたの人生、片づけます (双葉文庫)感想
十萬里さんうちににも来て欲しい。別に散らかってるわけじゃないけれど。片づけが上手い人は、問題解決能力も高いのかしら。少しづつ気づかせて片づけていくってのが凄いな。時にはっきりと媚びないでいく姿勢。現状を見る目がある。
読了日:11月08日 著者:垣谷 美雨
アラルエン戦記 (8) 奪還 (下) (アラルエン戦記8)アラルエン戦記 (8) 奪還 (下) (アラルエン戦記8)感想
ハラハラ・ドキドキの下巻だった。ダグを巡っての競争に、ホールトをはじめとする仲間たちの救出作戦。ダグは競争にフェイントなんて仕掛けるし、この馬やるな?ってか言葉を理解している。ウィルと離れ離れにならずに済んで良かった。やっと一人前になったウィル。それとエヴァンリンとアリスのにらみ合い。アリスが優勢じゃないのかと思うのはその後を知ってるからか。次巻以降が楽しみ。
読了日:11月06日 著者:ジョン フラナガン
アラルエン戦記 (7) 奪還 (上) (アラルエン戦記 7)アラルエン戦記 (7) 奪還 (上) (アラルエン戦記 7)感想
ホールトが結婚!? そんなそぶり今までちっとも見せなかったのに!!結婚って聞いてウィルが結婚するかと思った。でもこの物語は5巻より前の話だそうから違うし。それはともかく、またウィルが危険な目にあってるよー続きが気になる。
読了日:11月04日 著者:ジョン フラナガン
うつヌケ うつトンネルを抜けた人たちうつヌケ うつトンネルを抜けた人たち
読了日:11月03日 著者:田中 圭一
自律神経どこでもリセット!  ずぼらヨガ自律神経どこでもリセット! ずぼらヨガ
読了日:11月03日 著者:崎田ミナ
きみはポラリスきみはポラリス感想
BLではじまってBLで終わる。ってそういう話ですかしをんさん? お題に沿って書かれた短編集。「森を歩く」「優雅な生活」「春太の毎日」が好きかな。それ以外はなんかよく分かんなかった。理解し難い。
読了日:10月31日 著者:三浦 しをん
ほどなく、お別れですほどなく、お別れです感想
葬儀社でアルバイトをしている女子大生の話。ところどころうるうるさせられた。霊感があるというお坊さんがいいキャラしてて好き。
読了日:10月28日 著者:長月 天音
「ほめ日記」効果って、何?「ほめ日記」効果って、何?感想
ほめ日記続けてみて1ヶ月経った。毎日アプリに一日を5段階でつけてた。今までは3とか2だったのが、4が多くなってきたこと。褒める内容は毎日違うほうがいいらしいのでこれからはそれに気をつけようと思う。
読了日:10月27日 著者:手塚 千砂子
女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび感想
シャールさん無事でなによりです!ジャダが留守番してたのね、そして料理は不得意…っと。今回はハラハラさせる登場人物達だったなぁ。みなちゃんといい方向に解決したからいっか。みんなきっかけはシャールさんだけど、変えるのはやっぱり自分自身だと思った。
読了日:10月26日 著者:古内 一絵
麦本三歩の好きなもの麦本三歩の好きなもの感想
なんてことない日常。でも三歩は好きを大事に生きていた。「無意味な日々も意味ある瞬間もどっちも大切で…」ってフレーズが印象に残った。毎日好きなことを考えて生きるのって大事で素敵だなって思った。
読了日:10月25日 著者:住野 よる
漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)漁港の肉子ちゃん (幻冬舎文庫)感想
肉子ちゃんみたいな性格、いいなぁ。うちの父親もこんな感じだけど。あんな肉子ちゃんだからキクリんも肉子ちゃんのこと大好きなんだろう。動じなくて、一本芯が通ってて、大きな愛でキクりんを育てて、そりゃキクリんも立派になるよって話。
読了日:10月22日 著者:西 加奈子
白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第二巻 十二国記 (新潮文庫)感想
驍宗ーーーー!!本当に??本当に死んじゃったの?信じたくない。生きてて欲しいなにかの間違いだって言って欲しい。白雉が落ちたって知らせが来てないから、まだ信じられない。あぁ3・4巻が待ち遠しい。
読了日:10月19日 著者:小野 不由美
イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)イレーナの帰還 (ハーパーBOOKS)感想
再読。ここぞという時に現れるヴァレクにニマニマ。イレーナとの束の間の逢瀬。今回もイレーナは重大な事件の渦中にいました。キキのあだ名のセンス、なかなかいい。ヴァレクは神出鬼没だな。
読了日:10月18日 著者:マリア・V スナイダー
白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)感想
泰麒が立派になった。驍宗が行方不明になった後の話。もしかしてあの人、意味ありげに出てきて歌なんか口ずさんでひょっとして。驍宗が6年も行方不明なのは、立ち上がれないほど重症になってどこかに匿われてるか、記憶を失ったかぐらいしか思い当たらない。4巻の内の1巻目なので登場人物が出揃うぐらいだと思う。はよ驍宗見つかってほしい。
読了日:10月14日 著者:小野 不由美
この闇と光 (角川文庫)この闇と光 (角川文庫)感想
凄かった。やられた。面白かった。そうくるかってなって、結末まで怪しかった。ここで終わり!?となった。ヒントは前半部分に散りばめられてて、おかしいな?って思えば気付けた筈だけれど。ファンタジーなお話に引き込まれてた。まさかねぇってのが何個もあった。
読了日:10月10日 著者:服部 まゆみ
世界のかわいいレース―世界のレース、アンティークレース、機械レース、作家のレースなど世界のかわいいレース―世界のレース、アンティークレース、機械レース、作家のレースなど
読了日:10月09日 著者: 
たったひとつの君との約束 ~ 君がくれた未来 ~ (集英社みらい文庫)たったひとつの君との約束 ~ 君がくれた未来 ~ (集英社みらい文庫)
読了日:10月09日 著者:みずのまい
日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)感想
お茶ってこういうものだったんだ。気付くこと。それまで見えなかったものが見えるもの、発見するもの。日日是好日、毎日がいい日、かじーんと深いなぁ。「教えること、教えないこと」では奥深さを感じた。私なら教えちゃう。
読了日:10月08日 著者:森下 典子
ディズニー サービスの神様が教えてくれたことディズニー サービスの神様が教えてくれたこと感想
エピソードに入る前から泣きそうだった。思えばその人その人だけでなくみんなに色んなエピソードを語れる人生がありそうだなって思った。
読了日:10月05日 著者:鎌田 洋
陛下、お味はいかがでしょう。: 「天皇の料理番」の絵日記陛下、お味はいかがでしょう。: 「天皇の料理番」の絵日記感想
5年洋食担当の料理番として勤務されていた人のお話。もっと長くお勤めされてる人の話かと思った。毎朝の朝食は洋食だとか、ミスをした時の陛下の優しさとか、残さず食べるという陛下のお気持ちだとか色々新鮮だった。
読了日:10月05日 著者:工藤極
アラルエン戦記 (6) 攻城 (アラルエン戦記6)アラルエン戦記 (6) 攻城 (アラルエン戦記6)感想
先手をゆくのは女側からってかな。アリスとウィルの恋模様。アリスの催眠を解くのがウィルの愛してるっていうのがいい。そうこなくっちゃ。ホラスはホラスでカサンドラと?うむうむ。若者達の恋愛が気になります。
読了日:10月04日 著者:ジョン フラナガン
ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)ずっと読みたい0才から100才の広告コピー(ライツ社)
読了日:10月04日 著者: 
皇室へのソボクなギモン皇室へのソボクなギモン
読了日:10月02日 著者:辛酸 なめ子,竹田 恒泰
アイネクライネナハトムジークアイネクライネナハトムジーク感想
良かった。全てが重なり合って、繋がっていって全てがするっとまとまっていく感じ。上手いなぁ。『ライトヘビー』がこの中では好き。こういう願掛けならいい。あと『ナハトムジーク』も。耳が悪い少年の将来が有望で嬉しくなった。
読了日:10月01日 著者:伊坂 幸太郎
約束のネバーランド 12 (ジャンプコミックス)約束のネバーランド 12 (ジャンプコミックス)
読了日:09月29日 著者:出水 ぽすか
漢方小説 (集英社文庫)漢方小説 (集英社文庫)感想
漢方に関する小説なんて珍しいなぁと思って手にとった。西洋医学じゃどこも悪いところはないけど、東洋医学で言えばどこそこが弱ってる状態。病気ではないけれど、弱ってる。ってのがミソだなぁ。興味が出てきた、漢方。森ポン、弱ってる人間を好きになるって、わかる。元気になったら恋愛感情なくなるんだろうか、そういうのって。
読了日:09月25日 著者:中島 たい子
えんとつ町のプペルえんとつ町のプペル感想
いい話だった。絵もきれいで、しみじみ見てしまう。でも巻末のスタッフにイラストレーターさんの名前がずらりとしてたのあれなんだろう。絵は西野が全部描いてるんじゃないの?
読了日:09月23日 著者:にしの あきひろ
院内カフェ院内カフェ感想
病院内にあるカフェで起こる出来事。孝昭が朝子に宛てたメールで何故か涙が出てきてしまった。この二人が熟年離婚なんて結末にならずに済んでホッとした。亮子と航一の不妊治療に関する考え方も好ましかった。最後、クリスマスプレゼントをくれた人は誰だったんだろう?ゲジデントではないかとひっそり思ったり・・・
読了日:09月22日 著者:中島たい子
宝石鳥宝石鳥感想
2段組の重厚感溢れる本。想定外の文字数に読みきれるかどうか不安だったけれど、宝石鳥と呼ばれる女性と画家の話や、行方不明になった婚約者を探しに、聖域のシリーシャ島へと赴く女性の話にいつの間にか引き込まれていました。舞台も設定もファンタジーかと思って読みましたが、伝承の事柄が実際起きる現代の話でした。読み応えたっぷりで、登場人物の中では青鷺が気に入りました。
読了日:09月20日 著者:鴇澤 亜妃子
マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェマカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ感想
シャールさんの雰囲気と料理、好きです。みんなの身体のことを想って作られた丁寧な料理。心がホッとしました。続編があるからシャールさんの無事は推測出来るけど、心配になります。どうかご無事で……
読了日:09月18日 著者:古内 一絵
あなたは、誰かの大切な人あなたは、誰かの大切な人
読了日:09月15日 著者:原田 マハ
ぶたぶたのティータイム (光文社文庫)ぶたぶたのティータイム (光文社文庫)感想
食べたくなるシリーズ。美味しそうなスコーンやケーキ。紅茶の豆知識も覚えちゃう。アフタヌーンティーは憧れだけどいつか行ってみたい。
読了日:09月13日 著者:矢崎 存美
トリニティトリニティ感想
出版業界で働いていた三人の女性の話。彼女たちは幸せだったのだろうか。
読了日:09月08日 著者:窪 美澄
アラルエン戦記 (5) 魔術 (アラルエン戦記 5)アラルエン戦記 (5) 魔術 (アラルエン戦記 5)
読了日:09月06日 著者:ジョン フラナガン
グリーン・グリーン (文芸書)グリーン・グリーン (文芸書)感想
農業高校の先生の話。担任になった生徒たちとの交流を描く。続編があるようなのでそちらも楽しみ。あの人との関係はどうなるんだろう?
読了日:09月06日 著者:あさの あつこ
風神の手風神の手感想
バタフライ効果だな。でもこうも上手く噛み合わせれる道尾さんは凄い。結末もスッキリとまとまって。これだからミステリはやめられない。
読了日:09月04日 著者:道尾秀介
北緯四十三度の神話北緯四十三度の神話感想
姉妹のわだかまりがとける話だった。北緯四十三度って地図上のそのまんまの意味だったのね。なんかもっと別の意味があるのかと思った。
読了日:09月02日 著者:浅倉 卓弥
鹿の王 水底の橋鹿の王 水底の橋感想
思った以上に医療の話だった。最後ミラルとホッサルの今後がぼんやりと見えてくる終わり方で外伝が読みたくなった。
読了日:08月31日 著者:上橋 菜穂子
ペンギン鉄道なくしもの係 (幻冬舎文庫)ペンギン鉄道なくしもの係 (幻冬舎文庫)感想
ラストの話にうるうるさせられた。全ての謎が解けた。何故ペンギンがなくしもの係に居座っているのか、なくしもの係さんの過去。全てが一つになった時、スッキリした。第三章の「健やかなるときも、嘘をつくときも」が印象的だった。
読了日:08月28日 著者:名取 佐和子
七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV感想
毎度おなじみマコトのトラブルシューターっぷりは健在。水戸黄門みたいに長く続いていて欲しい。キングは相変わらず格好いい。イメージはhydeさん。印象に残ったのは「幽霊ペイントハウス」結末がホラーだった。
読了日:08月25日 著者:石田 衣良
にじいろガーデンにじいろガーデン
読了日:08月24日 著者:小川 糸
みかんとひよどりみかんとひよどり感想
捕物帖はあったけど、めでたしめでたしで終わってホッとした。あのまま大高がいなくなったら悲しい気持ちが残ることになってた。近藤さんだけあって、料理の描写は上手い。美味しそう。タイトルの意味が途中まで分からなかったけど、みかんをたらふく食べたヒヨドリって出てきてなるほど~と解決した。
読了日:08月21日 著者:近藤 史恵
トロイメライ (立東舎)トロイメライ (立東舎)感想
『春の旅人』に続きげみさんと村山早紀さんのコンビシリーズ2作目。1ページ1ページをめくるのがもったいないくらい美しい絵と文に溢れてました。短編は、戦争と平和を考えさせられる(トロイメライ)、猫と少女の物語(桜の木の下で)、お雛様が動く(秋の祭り)3本立て。で私は秋の祭りが日本昔ばなしみたいで好きです。
読了日:08月21日 著者:村山 早紀,げみ
銀色のマーメイド (中公文庫)銀色のマーメイド (中公文庫)感想
良かった。結局女である性に最後は足を取られたけど、難しい問題を題材にしたにしては綺麗に終わったんじゃないかな。まさしく青春小説って感じだった。
読了日:08月19日 著者:古内 一絵
夢見る帝国図書館夢見る帝国図書館感想
スケールの大きな話だった。ファンタジーではなくひとりの女性のルーツを探る話だった。謎ときもあって読みごたえがあった。
読了日:08月18日 著者:中島 京子
爽年爽年感想
良かった。収まるところに収まって。それに今回の女性たちのお相手の描写が丁寧な感じがしてそれも良かった。お幸せに、リョウくん。
読了日:08月16日 著者:石田 衣良
逝年逝年感想
再読。娼年のころからもだけど、プロとして女性と接するリョウくんに頼もしさを感じた。まだ大学生なのに達観してる。最後に静香との関係を持った時のシーンが印象的だった。
読了日:08月14日 著者:石田 衣良
娼年娼年感想
シリーズ完結したらしいので再読。ただ抱くわけではない、心の交流。女達の不思議と関わることでリョウにも変化が。メグミのやり方がちょっと強引に感じた。好きなのは分かるけど、相手を理解しようという気がない。20歳という若さ故かも知れないけれど。
読了日:08月12日 著者:石田 衣良
ペンギンは空を見上げる (ミステリ・フロンティア)ペンギンは空を見上げる (ミステリ・フロンティア)感想
この本がなんでミステリ・フロンティアから出てるのか疑問だったけれど、読み終わって納得した。それと同時に驚いてしてやられたーという気持ちにさせられた。小学六年生で地球の形まで見れる宇宙までロケットを飛ばすことが出来たハルは将来有望だな。
読了日:08月10日 著者:八重野 統摩
春待ち雑貨店 ぷらんたん春待ち雑貨店 ぷらんたん感想
げみさんの表紙だったから手にとってみたら、意外に内容が重たくて一章ごとに休憩を入れてしまった。一見するとわからない人の悩みを抱えて、それでも生きてゆく人々の姿がそこにあった。
読了日:08月09日 著者:岡崎 琢磨
かかってこい、パリかかってこい、パリ
読了日:08月08日 著者:じゃんぽ~る西
エンディングドレスエンディングドレス感想
短編集だと思ったら、一つの物語だった。はじめの内はその決意にヒヤヒヤして、いつ決行してしまうのだろうかと思っていた。けれど話が進むに連れ、洋裁自体が彼女の生きる力になっていって安堵した。ふたりとも似た者同士ではないかと、身の回りをこれでもかってくらい整理する所が切なかった。
読了日:08月07日 著者:蛭田 亜紗子
アラルエン戦記 (4) 銀葉 (アラルエン戦記 4)アラルエン戦記 (4) 銀葉 (アラルエン戦記 4)
読了日:08月06日 著者:ジョン フラナガン
モンプチ 嫁はフランス人 (フィールコミックス)モンプチ 嫁はフランス人 (フィールコミックス)
読了日:08月05日 著者:じゃんぽ~る西
アラルエン戦記 (3) 氷賊アラルエン戦記 (3) 氷賊
読了日:08月03日 著者:ジョン フラナガン
めぐり逢いサンドイッチめぐり逢いサンドイッチ感想
姉妹っていいなぁ。サンドイッチも美味しそうだった。ほのぼの日常ミステリみたいな感じ。読了感はほっこりする。
読了日:07月31日 著者:谷 瑞恵
愛なき世界 (単行本)愛なき世界 (単行本)感想
今は植物を愛することで手一杯でも、将来いつか藤丸の想いが叶う日が来ても良いのではないのだろうか。そんな未来が予感される終わり方だった。 ちょっと堅苦しい内容だった。メンデルの法則とか生物で習ったのを思い出した。でも本村さんがシロイヌナズナにかける想いは十分伝わってきた。結局愛はないって言ってた本村も、愛があるという藤丸の考えを認めてたような気がする。だから光を食べて生きているって言ったのだと思う。
読了日:07月30日 著者:三浦 しをん
天翔る (講談社文庫)天翔る (講談社文庫)感想
相棒サイファと最後まで完走したエンデュランス。印象的だったレースは、途中棄権したレース。サイファの体調を慮ったこと。勝つことだけに囚われず、馬のことを心配して止めたその気持ち。「馬の祈り」を思い起こさせた。素敵なお話でした。
読了日:07月26日 著者:村山 由佳
冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)冷静と情熱のあいだ Rosso (角川文庫)感想
人生って、恋ってどうしてこう上手くハッピーエンドにならないんだろう。泣きたかった。順正と再会した時、これで2人は幸せに暮らすんだ、と願わずにはいられなかったのに。順正にはもう新しい生活があって、それは葵も同じで。どうしてこうもままならないんだろう。
読了日:07月22日 著者:江國 香織
菜の花工房の書籍修復家 大切な本と想い出、修復します (宝島社文庫)菜の花工房の書籍修復家 大切な本と想い出、修復します (宝島社文庫)感想
簡単な本の修理は私でもやってることは分かったけど、和装本とか本格的な製本作業はちと想像がつかなかった。でも書籍修復家になりたいという思いが強い主人公の気持ちは伝わってきた。ラストの試験にまつわる話はぐっとくるものがあった。
読了日:07月21日 著者:日野 祐希
ブロードキャストブロードキャスト感想
小説ならではのラストが思わず笑顔になった。陸上部のエース良太を県大会から外した本当の理由。がミステリっぽかった。元陸上部の主人公が足の怪我が回復して、陸上部の顧問から誘われた後の、決断がどうなるかわからずヒヤッとした。
読了日:07月20日 著者:湊 かなえ
アラルエン戦記 (2) 炎橋アラルエン戦記 (2) 炎橋感想
前作に引き続きホランが活躍してて、ホラン好きになりそう。ウィルはリーダーとしてみんなを率いて作戦を練って一人前のような働きをしていた。だから最後にウィルの行方が分からなくなりそうになって「ここで終わるの!?」と思った。次巻が楽しみ。
読了日:07月13日 著者:ジョン フラナガン
源氏物語 上 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)源氏物語 上 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集04)感想
やっと読み終わった。圧倒的ボリューム。600ページ超えの長編。これで上中下の上巻というのだから、源氏物語のスケールの大きさが計り知れない。角田光代さんの訳は非常に読みやすかった。注釈がなくてもスラスラと読めた。ただ、やはり昔の言葉独特の読みづらさがあるので、普通の現代小説みたいには読めない。でも与謝野晶子よりは断然読みやすかった。光源氏の息子夕霧が幼い恋をする「少女」までが収められている上巻。「花散里」の終わり際、昼ドラめいた会話で面白さが際立ったと思った。
読了日:07月12日 著者: 
乗りかかった船乗りかかった船感想
造船所で働く人々の短編集。希望していた船を作る部署ではなく営業に配属されて、そこにやり甲斐を見つけた頃また、部署が移り人事課に配属された男の人の話が印象的だった。希望通りの部署にいける人も居るだろうけど、この主人公のように「乗りかかった船」で降りることも考えなくて、みんなで一つの船を動かすという使命のもと働く人の話だった。
読了日:07月10日 著者:瀧羽 麻子
見た目レシピいかがですか?見た目レシピいかがですか?感想
カラーコーディネートの繭子によって変わる、3人の短編集。繭子の人生が分かる最終章は、意外なことが多かった。元客室乗務員という職種から大人しめの子供時代を想像していたが、真逆のおてんばで驚いた。
読了日:07月07日 著者:椰月 美智子
すてきな地球の果て (一般書)すてきな地球の果て (一般書)感想
植物生理生態学者の著者が、南極と北極で過ごした日々を写真と文章で綴った作品。北極で花が咲いている場所があるなんて想像しなかった。湖があるだとか、トナカイが居るだとか。なんとなく北極とか南極には、ペンギンとかクマとかアザラシしかいないイメージだった。読みやすい文章でサクッと読めた。
読了日:07月03日 著者:田邊 優貴子
ファーストラヴファーストラヴ感想
読み終わった後、思いっきり泣きたかった。悲しいとは違う感情で。タイトルのファーストラブを付けた意味はなんだろう。恋愛小説ではなかった。加害者である女性のはじめての恋だと思おうとした男性。全てはその頃から歪みだした。臨床心理士の由紀との面談のなかで正されていく本当の自分の気持ち。自分の心の声を意思を伝えれるようになっていた公判は見ものだった。
読了日:06月30日 著者:島本 理生
つぼみつぼみ感想
なんだかちょっとはらはらする場面もあった、短編集。宮下さんだからドロドロした雰囲気にはならない信頼のもと読んでいたけれど、でもひょっとするかもしれないという思いがあった。つぼみという題名が何故ついたのかがわからない。最初の3編は華道が出てきたけどあとの3編は花とは無関係。でも、花開く前の段階という比喩表現だったとしたら、頷ける。「なつかしいひと」がお気に入り。
読了日:06月28日 著者:宮下 奈都
ありえないほどうるさいオルゴール店ありえないほどうるさいオルゴール店感想
オルゴール店主のことがもっと知りたかったなぁ。第二弾とかがあればいい。第一話から泣かせにかかってた。第一話だけでも1冊分読んでみたかった。上手く切り取って物語にしてる。ぎゅっと濃縮された物語でした。
読了日:06月24日 著者:瀧羽 麻子
愛蔵版 星の王子さま愛蔵版 星の王子さま感想
自分との間に関わりができた時、仲良くなった時、自分にとって大切なものや人になる。それまではその他大勢でしかない。なんて事を教えてもらった。哲学的な内容だけど、忘れられないセリフが多いのも名作ならでは。
読了日:06月22日 著者:サン=テグジュペリ
ひとひと感想
コロッケが食べたくなった。人との関わりが温かくて、20歳という若さで天涯孤独になった割には凄くたくましく生きていて凄いと思った。将来の事も考えてたし、両親のことも正面から向き合ってたし。出会いって大事だなって思えた。
読了日:06月22日 著者:小野寺 史宜
地球星人地球星人感想
家庭環境にも恵まれず、塾講師には卑猥な事をされ、自分の世界でしか生きれない女性の話。想像以上にクレイジーだった。最後にカニバリズムまで発展して若干の吐き気がした。報われないのが辛い。
読了日:06月22日 著者:村田 沙耶香
菓子屋横丁月光荘 歌う家 (ハルキ文庫 ほ 5-1)菓子屋横丁月光荘 歌う家 (ハルキ文庫 ほ 5-1)感想
家の声を聴くことが出来る大学院生の遠野守人。担当教授の頼みで川越の菓子屋横丁にある築七十年の古民家に住むことになる。そこで古地図を管理する管理人として。活版印刷日月堂と同じ川越が舞台。家も長く経てば何かが宿ると聞いたことがある。付喪神とかと似た雰囲気。大事に守りついできたからこそ生まれる家の声。古民家が愛おしくなるそんな作品。
読了日:06月21日 著者:ほしおさなえ
「手紙屋」「手紙屋」感想
理想論や哲学書かもしれないけど、言ってることはいちいちうなずける話ばかり。本書は就職活動をしている男子大学生と手紙屋という人物との往復書簡だが、壁を乗り越えたい人、何かを目指している人にも読んでもらったらきっと何か糸口が見えるのではないのだろうか。それにしても手紙屋の正体には驚きのあまり声が出てしまった。
読了日:06月18日 著者:喜多川 泰
さざなみのよるさざなみのよる感想
ナスミの年齢が若かったのが意外だった。てっきり癌で亡くなるのだし、ナスミという名前からもっと高齢の人を想像していた。はじめはその高齢だからここまで落ち着いていたのだと思っていたから余計にびっくりしてる。最後らへんで年齢がわかるのは作者の思惑があったからかも。それ以外は、そうだな、こういう風に色んな人に影響を与えて関わっていたなんてとても真似できないなぁと思ったし、最後にキラッと文字通り光るものを残していって読了感は良かった。
読了日:06月17日 著者:木皿 泉
アラルエン戦記 (1) 弟子アラルエン戦記 (1) 弟子感想
孤児ウィルがレンジャーとして弟子入りし手柄を立てるまでを描く。レンジャーってアサシンみたいな職業かなぁなんて思った。隠密行動を取るとことか。でも武器が弓とナイフだけだからちょっと違うかも。ホルスがいじめられてるのが不憫でならなかった。いつか見返してやれっ悪ガキ共に制裁をっと思ってたらホールトがこてんぱんにしてくれたからスッキリした。ウィルの父親との関係がホールトにあったのが意外だった。
読了日:06月17日 著者:ジョン フラナガン
火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)感想
良かった。読み応えたっぷりで笑いあり涙あり。その衣装からはじめは受け入れられなかった新庄藩の火消し組が、回を重ねることでぼろ鳶組と愛称で呼ばれるようになり、最終的には町の人気火消しになるまでを描く。シリーズ物になってるとのこと、これからのぼろ鳶組の活躍が楽しみ。
読了日:06月15日 著者:今村 翔吾
おさがしの本はおさがしの本は感想
ちょっと硬いレファレンスを題材にしているので読み飛ばし気味に読んでしまった。図書館の存続に関する話はちょっと乱暴だなぁと思った。分館をなくすのは仕方ないとしても、中央図書館を無くしてしまっては、知の拠点として本屋だけに頼るのは如何かと思う。図書館には辞書類や豊富な蔵書がある、売れ筋の本が多い本屋では調べきれないこともあるだろうに・・・
読了日:06月12日 著者:門井 慶喜
白の王白の王感想
「青の王」と世界観が同じという前情報で登場人物たちも新しいメンバーだったけど、赤いサソリが出てきて懐かしかった。モーティマの料理も顕在で。本編はイルミンの成長が微笑ましかったし、ラストで愛の告白みたいなことし合ったタスランとアイシャお似合いじゃないかと思った。
読了日:06月11日 著者:廣嶋 玲子
若旦那のひざまくら若旦那のひざまくら感想
面白かった。結婚を認めてもらえずに、慣れない京都で義父の仕事を手伝う芹。婚約者の充はおっとりとしてたけど、言う時は言ってくれたし、支えてくれてた。恋愛物のというよりはビジネスものと言ったほうがいいかな。
読了日:06月09日 著者:坂井 希久子
華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)華胥の幽夢 十二国記 (講談社X文庫)感想
乗月では祥瓊のことを月渓も陽子も減刑を願った供王の判断が微笑ましいというか、珠晶らしかった。書簡では、楽俊も陽子も互いに見栄を張っていたけど、ふたりともそんなのお見通しでそこで頑張ろうと元気をもらえる陽子が頼もしかった。華胥では、確かに間違いを指摘するだけなら誰にでも出来るけど、こうすればいいと案を出すことが正すことだと改めて認識させられた。
読了日:06月08日 著者:小野 不由美
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)感想
読みやすく、またクスッと笑えるユーモアもあって面白かった。専門用語などもなく、バッタ初心者でもわかりやすかった。バッタ信者にはならなかったけれども、バッタの有害性についてはよく知ることが出来たと思う。
読了日:06月06日 著者:前野ウルド浩太郎
図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)図南の翼 (となんのつばさ) 十二国記 6 (新潮文庫)感想
裕福な商人の家に生まれ育った12歳の娘・珠晶。先王がたおれて27年新たな王がいないまま妖魔が蔓延る恭国。周りで次々に妖魔による死人が出ている実状をなげいて蓬山を目指すことにした珠晶の旅の話。12歳にしては賢い。本人の言う通り。自分の頭で考えるということが出来ているからかもしれない。それに何が必要で今何をしなければならないのかを判断できる力も持っていた。ただ裕福な暮らしに浸るだけではなく、何故それを与えられているのかを考えていた珠晶は凄いと思った。
読了日:06月05日 著者:小野 不由美
【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された感想
親が変わって4回。現在高校3年生の、優子。彼女の人生の話。青春時代の彼女の達観した冷静さには、どこかヒヤヒヤさせられた。もっと取り乱してもいいだろうに、落ち着き払った様子が心配だった。それも大人になった2章ではパートナーと出会い、森宮さんとの安定した生活が彼女の心を穏やかにしたのだと思う。幸せになって良かった。ハッピーエンドバンザイ。
読了日:06月03日 著者:瀬尾まいこ
キノの旅 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-1)キノの旅 the Beautiful World (電撃文庫 し 8-1)
読了日:06月03日 著者:時雨沢恵一
黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
読了日:05月31日 著者:小野 不由美
黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)黄昏の岸 暁の天(そら)〈上〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)感想
戴国の王と麒麟が行方不明になる。助けを求めようとひとり将軍李斎が慶国へやってきて・・・謀反をされる可能性を見出していただろうに、それでも性急な政治をしていた戴王驍宗。行方がわからず、泰麒も蓬莱にいってしまい戴国が乱れている。他国に王が関わることが出来ない天命で、どのようにして戴国を救うのか期待の下巻に続く。
読了日:05月31日 著者:小野 不由美
丕緒の鳥 (ひしょのとり)  十二国記 5 (新潮文庫)丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)感想
王や麒麟の立場から見るのではなく、いち官吏や民たちからみた世の中の話。物語の奥深さがよく分かる。リレーバトンのようにして王のもとへと届けようとする「青条の蘭」が印象的だった。
読了日:05月29日 著者:小野 不由美
編集者ぶたぶた (光文社文庫)編集者ぶたぶた (光文社文庫)感想
祝20周年です。おめでとうございます~。これだけ長く楽しめる作品に出会えて幸せです。今回も安定の食べ物が美味しそうでした。
読了日:05月28日 著者:矢崎 存美
着ればわかる! (文春文庫)着ればわかる! (文春文庫)
読了日:05月27日 著者:酒井 順子
風の万里  黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)風の万里 黎明の空 (下) 十二国記 4 (新潮文庫)感想
祥瓊と鈴の成長っぷりが凄かった。ふたりとも、自分の問題だった悩みのタネだったこと苦しんでたことを、平静に話すことが出来るようになっていた。それはやっぱり楽俊や清秀のおかげであったけれども、ふたりの元々の性質が根っから腐ってなかったことを意味するシーンが印象的。陽子の初勅も陽子らしいと言われる意味がわかった。無理やり上から押し付けて頭を下げさせるものではなく、自然と頭が下がるその気持が大事なんだと、散々官吏に舐められていた陽子ならでは。
読了日:05月25日 著者:小野 不由美
風の万里  黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)風の万里 黎明の空 (上) 十二国記 4 (新潮文庫)感想
なんだか教訓的道徳的な内容だなぁ。祥瓊も鈴も劣悪な環境に居たけど、それは自分の努力とか甘えとかでそうなってしまったのだと思う。でもそれでも、楽俊や清秀にさとされてちょっと変わり始めるふたりに、聞く耳を持っててよかったと思えた。
読了日:05月23日 著者:小野 不由美
じっと手を見るじっと手を見る感想
紆余曲折を経て元鞘に収まる二人。なんだかんだで腐れ縁みたいな、縁を感じる。結局居心地がいいんだあの二人。激しい感情ではなく、ゆるやかな感情で繋がることの大事さみたいなもの。若かった、ふたりともはじめての彼氏彼女。日奈の感情も、しかたなく付き合うからそばにいてほしいに変わったし。大人になってふたりともフリーだったのがめでたしめでたし。
読了日:05月22日 著者:窪 美澄
水曜日の手紙水曜日の手紙感想
はじめの主人公が愚痴だらけの毒を吐いてて、出す手紙も妄想だったから、今後どうなるかと心配だった。けど最後には全てが丸く収まってきれいな方向にまとまって良かった。
読了日:05月20日 著者:森沢 明夫
東の海神(わだつみ)  西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)東の海神(わだつみ) 西の滄海 十二国記 3 (新潮文庫)
読了日:05月20日 著者:小野 不由美
風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)風の海 迷宮の岸 十二国記 2 (新潮文庫)
読了日:05月17日 著者:小野 不由美
月の影  影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)感想
妖魔の奇襲や青猿とのやり取り、飢餓を乗り越えてきた陽子。上巻とは性格まで違って見える。それだけ厳しい道のりだったと言える旅。楽俊と出会い、本物の友人が出来てホッとした。あの有名な楽俊と陽子の歩幅のシーンもこの巻だった。
読了日:05月16日 著者:小野 不由美
月の影  影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)
読了日:05月15日 著者:小野 不由美
翔ぶ少女翔ぶ少女
読了日:05月15日 著者:原田マハ
魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)感想
再読。再読だからホラーと言われても怖くはない。何故、彼・高里の周りで彼を虐げた人々が次々と怪我や死亡事故が起きるか知っているからだ。それにしても、こうも長々と報復される現象が続けばげんなりしてくる。守ろうとしてエスカレートし過剰になるのを目の当たりにしていると早く、彼を元居た場所へっと気ばかり焦る。最後ようやく記憶を取り戻し、迎えに来た物とも出会いホッとする。
読了日:05月14日 著者:小野 不由美
RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴感想
深行のデレにニヤニヤがとまらなかった。あのあとそういう風になるのねぇ
読了日:05月13日 著者:荻原 規子
おかえり。5ねんぶりの生協の白石さんおかえり。5ねんぶりの生協の白石さん
読了日:05月11日 著者:白石昌則
活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)活版印刷三日月堂 雲の日記帳 (ポプラ文庫)感想
活版印刷という存在を教えてくれたシリーズも本作で完結となる。感慨深い。はじめは弓子さんひとりだった三日月堂もアルバイトの楓、助っ人の悠生と増えた。彼ら二人にもそれぞれ物語があって。最終話ではもっと人が増える。それも三日月堂に関わった人々が。もっと読みたい気持ちもあったが、一区切り付けるには相応しい話の終わりかただったと思う。
読了日:05月11日 著者:ほしお さなえ
RDG6 レッドデータガール    星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと (カドカワ銀のさじシリーズ)
読了日:05月10日 著者:荻原 規子
RDG5 レッドデータガール  学園の一番長い日 (角川文庫)RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日 (角川文庫)
読了日:05月10日 著者:荻原 規子
RDG4 レッドデータガール    世界遺産の少女 (角川文庫)RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女 (角川文庫)
読了日:05月08日 著者:荻原 規子
朝のこどもの玩具箱 (文春文庫)朝のこどもの玩具箱 (文春文庫)
読了日:05月08日 著者:あさの あつこ
ヤイレスーホヤイレスーホ
読了日:05月07日 著者:菅野 雪虫
RDG3 レッドデータガール  夏休みの過ごしかた (角川文庫)RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた (角川文庫)
読了日:05月04日 著者:荻原 規子
たったひとつの君との約束 ~引きさかれる運命?~ (集英社みらい文庫)たったひとつの君との約束 ~引きさかれる運命?~ (集英社みらい文庫)
読了日:05月04日 著者:みずのまい
七夜物語(上)七夜物語(上)感想
不思議の国のアリスのような、世界観だなぁ
読了日:05月03日 著者:川上 弘美
RDG2 レッドデータガール  はじめてのお化粧 (角川文庫)RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧 (角川文庫)
読了日:05月02日 著者:荻原 規子
毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)毒見師イレーナ (ハーパーBOOKS)
読了日:05月01日 著者:マリア・V スナイダー
RDGレッドデータガール  はじめてのお使い (角川文庫)RDGレッドデータガール はじめてのお使い (角川文庫)
読了日:04月30日 著者:荻原 規子
ニューヨークの魔法は続く (文春文庫)ニューヨークの魔法は続く (文春文庫)
読了日:04月29日 著者:岡田 光世
ヒトリコヒトリコ感想
序盤はドロドロした気分で気持ち悪かったけど、何故か途中で止めようとは思えなかった。冬希君が再登場してからは、そんな思いも消えて、読了感はスッキリしたものになった。
読了日:04月25日 著者:額賀 澪
恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (角川文庫)恋をしよう。夢をみよう。旅にでよう。 (角川文庫)
読了日:04月24日 著者:角田 光代
チポロチポロ感想
神様の存在を身近に感じる作品。生けるものの命を奪った時は祈りを捧げてから食する。現代ではいただきますがその代わりになっているのかもと思いながら読んだ。
読了日:04月23日 著者:菅野 雪虫
あるかしら書店あるかしら書店感想
面白かった~ 絵と文とは思わなかったけど、あんな本こんな本想像力かきたてられて。あったらいいなあんな本
読了日:04月16日 著者:ヨシタケ シンスケ
メガネと放蕩娘メガネと放蕩娘
読了日:04月13日 著者:山内 マリコ
屋上のウインドノーツ屋上のウインドノーツ感想
高校吹奏楽部の話。引っ込み思案の志音と訳あり部長の大志の二人が主人公。人間関係に悩む志音に、きっかけを与えた大志。たった一人の友達瑠璃と喧嘩別れにならなかったのが良かった。
読了日:04月07日 著者:額賀 澪
草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌II草原のコック・オー・ヴァン 高原カフェ日誌II感想
田舎の閉鎖的空間の付き合い方、確かに噂話が広がったりする場面もある一方で、人の関心を持つことに温かさを感じることもある。そういう主人公の考え方に同調したり。 新たな移住者である元ミュージシャンの問題や、主人公の恋愛問題が、最後に綺麗に終わった点が流石だなと思った。
読了日:04月03日 著者:柴田 よしき
天の花 なでし子物語天の花 なでし子物語感想
立海と龍治。それぞれが燿子のターニングポイントでどのように動いたかがその後に繋がることがわかる。それにしてもいつから龍治は燿子のこと好きになってたのだろう・・・
読了日:03月30日 著者:伊吹 有喜
書店猫ハムレットの休日 (創元推理文庫)書店猫ハムレットの休日 (創元推理文庫)感想
休日らしい、至極のんびりとした雰囲気の中で物語は進む。 ただ、終盤の捕物語りは見ものだった。 ハムレットの活躍に思わず、声が出た。
読了日:03月27日 著者:アリ・ブランドン
ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
ほのぼの系ミステリかと思いきや、栞子が怪我をした原因を作ったのは事件だし。その犯人も単なる短編集と思ってた所を不意打ちされて、なかなかだった。
読了日:03月21日 著者:三上 延
パリ、愛してるぜ?パリ、愛してるぜ?
読了日:03月21日 著者:じゃんぽ~る西
徴産制徴産制感想
インフルエンザで若い女性がほとんど居なくなってしまった世界で、若い男性が国から言われて女に性転換する話。 LGBTの人の話が読みたかったかも。でもだいぶ、ぎゅっと凝縮された、5つのケースバイケースが語られて濃厚だった。女言葉が若干の違和感。やっぱり使い慣れてない感じが出てた。
読了日:03月15日 著者:田中 兆子
とにかくうちに帰りますとにかくうちに帰ります感想
お仕事短編集。 表題の作品はそれまでの短編集と別な登場人物というか仕事場が別で、違和感感じた。同じほうが良かったけど。 でもとにかく必死でぐちゃぐちゃな、家に帰りたい状況はヒシヒシと伝わってきた。
読了日:03月11日 著者:津村 記久子
星をつなぐ手 桜風堂ものがたり星をつなぐ手 桜風堂ものがたり感想
本好きで本屋好きの人におすすめかもしれない 桜風堂ものがたり、2作目
読了日:03月05日 著者:村山 早紀
地の星 なでし子物語: なでし子物語地の星 なでし子物語: なでし子物語感想
常夏荘の売却話、燿子のスーパーでの活躍 非常に興味深くついついのめり込んで読んでしまいました。 しかし、立海の気持ちを考えるとちょっと物悲しい気持ちに駆られます。
読了日:03月02日 著者:伊吹 有喜
源氏物語 09 葵源氏物語 09 葵
読了日:03月01日 著者:紫式部
森のシェフぶたぶた (光文社文庫)森のシェフぶたぶた (光文社文庫)感想
やっぱりぶたぶたさんはいい 今回の登場人物たちは、ちょっと濃かったかな?
読了日:02月26日 著者:矢崎 存美
源氏物語 08 花宴源氏物語 08 花宴
読了日:02月23日 著者:紫式部
源氏物語 07 紅葉賀源氏物語 07 紅葉賀
読了日:02月21日 著者:紫式部
なでし子物語なでし子物語感想
燿子と立海の微笑ましいやりとりに笑顔になり、照子と龍一郎の思い出話にキュンとした。 間宮のジイジの七夕話もいい話だった。
読了日:02月18日 著者:伊吹 有喜
緑のなかで緑のなかで感想
蔦に覆われた寮で、大学生活を送る啓太。寮の仲間たちやサークル・団体・部活といった様々なグループに所属しながらも、自分とはなんぞやと悩んでいたり。活動的な生活を送って健全なのに、悩みながら生きていて、リアリティあふれる小説でした。
読了日:02月13日 著者:椰月美智子
龍の住む家 第三章 炎の星 上 (龍のすむ家)龍の住む家 第三章 炎の星 上 (龍のすむ家)
読了日:02月08日 著者:クリス・ダレーシー
彼方の友へ彼方の友へ感想
超大作。とてもいい作品でした。クライマックスにむけての感動の波がじわーっと打ち寄せて、とても胸に響きました。
読了日:02月02日 著者:伊吹 有喜
通い猫アルフィーのはつ恋 (ハーパーBOOKS)通い猫アルフィーのはつ恋 (ハーパーBOOKS)感想
今回の隣人は手強かった。最後にはハッピーエンドになるだろうと思ってたけど、アルフィーの持ち味である人と猫と人を結びつける力と、幸せに導く力がなかなか発揮出来なくて やきもきしてた。でもやっぱり最後には、不名誉ながらみんなを引き合わせたアルフィー、自分の恋も結ばって良かったね。
読了日:01月25日 著者:レイチェル ウェルズ
婚活中毒婚活中毒感想
最後まで読み応えのある短編集でした。
読了日:01月22日 著者:秋吉 理香子
猫町 (立東舎 乙女の本棚)猫町 (立東舎 乙女の本棚)感想
しきみさんの絵が萩原朔太郎の世界観を上手く表現していた。角度が違うと違った景色に見えるという迷子になる感覚、はわからなくもない
読了日:01月20日 著者:萩原 朔太郎,しきみ,最果 タヒ
檸檬 (立東舎 乙女の本棚)檸檬 (立東舎 乙女の本棚)
読了日:01月20日 著者:梶井 基次郎,げみ
こぎん刺しの小ものたちこぎん刺しの小ものたち
読了日:01月13日 著者:鎌田 久子
エジングとブレードエジングとブレード感想
No.20,90
読了日:01月13日 著者: 
そいねドリーマーそいねドリーマー感想
表紙がなんとなく百合だし、裏のあらすじも百合だったけど 最後まで百合だった
読了日:01月09日 著者:宮澤 伊織
忘られのリメメント忘られのリメメント感想
序盤はDVDとかの未来版、額に貼って映像や五感までも体験できるというMEMという映像媒体SFと、連続殺人事件の模倣犯を探すというミステリで楽しめたけど 終盤になってきて難しく理解が追いつかなかったのが悔しい
読了日:01月06日 著者:三雲岳斗
蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)蜜柑 (立東舎 乙女の本棚)感想
やはり、げみさんセンスいいわぁ 素敵な絵。光の表現好き
読了日:01月06日 著者:芥川 龍之介,げみ

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