あらすじ
3月の20日過ぎ、光君は築山の木立や緑濃くなった苔などを鑑賞するため
唐風の船を用意して音楽の催しをすることにした
親王たちや上達部が大勢集まった
夜を徹して音楽の遊びを続ける光君ら
光君の弟兵部卿宮もいて
催馬楽(さいばら)の「青柳」をくり返しみごとにうたう
光君もいっしょになってうたう
夜が明けて
六条院はいつも春光につつまれてはいるが
心を寄せられる姫君がいないと思う男たちもいたが
玉鬘が非の打ち所がないうつくしさで、光君がとくべつだいじにしていると
世間に知れ渡り、思いを寄せる男たちも増えた
光君は玉鬘に婿を探していたが
自分の気持ちも父親に徹することのできない気持ちもあり
いっそ本当の父親である内大臣に知らせようかなどと思うこともあった
感想
雅だわー
唐風の船ってどんなのかしら
それに乗って、めかしこんで
音楽も奏でて
風流だわー
そんで夕顔の忘れ形見玉鬘
とうとう思いを打ち明けた光君
そして告白の後入る文がシビア
…まったくなんとまあ、差し出がましい親心なのでしょう
笑っちゃうね
段々夕顔に似てくる玉鬘を見て恋をして
玉鬘はそんな光君に戸惑い、思い悩んでいる
かわいそうに・・・