広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

2021-06-10から1日間の記事一覧

玉鬘の結婚(真木柱 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 髭黒大将が弁のおともを仲立ちにして玉鬘を妻にした 大将は姫君を一刻も早く引き取ろうとするが そのことをよく思わない大将の北の方がいるので 光君は、そう急がず穏便に、そっと目立たぬよう、どなたからも非難や恨みを買わぬよう気をつけてこと…

玉鬘の出仕(藤袴 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 玉鬘に内侍として出仕するよう誰もが薦める 誰かに心置き無くあれこれ相談したいところだけど 親代わりの光君は親だからと気を許せない 実の父も光君に遠慮している状態では気軽に話せない 祖母である大宮が亡くなり、喪にふくす姫君 そこへ夕霧が…

内大臣に打ち明け話(行幸 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 冷泉帝のおでまし・行幸があり 玉鬘も帝の姿を見ることが出来た いつも光君や夕霧といった気品のある人を見慣れているせいか身分の高い人はみな気品があるのかと思えば、違う事がわかった 帝は光君に似ているが、もう少し威厳があって恐れ多く、立…

台風が来た日のこと(野分 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ 台風が来て後始末に追われる夕霧光君の元へ来た夕霧は紫の上の顔を見てしまう目を逸らせないほどうつくしく父が紫の上を隠す理由がわかった 祖母大宮と父光君には日々顔を見せに参上するが今日は台風のため大宮が大変怖がっているそのことを伝える…

篝火に照らされた姫君に(篝火 源氏物語 角田光代訳)

あらすじ 最近、内大臣の引き取った娘のことを「内大臣の今姫君」と呼び、人々は噂をしている。光君はそれを聞いて気の毒がっている。玉鬘はもし最初から内大臣の元へ行っていたら恥ずかしい目に遭ったかもしれない。光君で良かったと思っている。 光君は下…

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