あらすじ
髭黒大将が弁のおともを仲立ちにして玉鬘を妻にした
大将は姫君を一刻も早く引き取ろうとするが
そのことをよく思わない大将の北の方がいるので
光君は、そう急がず穏便に、そっと目立たぬよう、どなたからも非難や恨みを買わぬよう気をつけてことを運んだほうがいい。と注意する
11月になり
大将は昼間でもこっそり女君の部屋に隠れるようにしてこもっている
それが女君は嫌だった
大将は堅物として有名だったが、別人のように女君に夢中になり、うきうきと洒落た仕草であるのを女房たちはおかしく思っている
女君は本来明るく活発だったけれども、ひどくふさぎこんでしまい
光君はどう思っているのかと思ったり、兵部卿宮の気持ちが深くこまやかだったことを思い出すといたたまれなくなっていた
光君も世間が噂するような関係ではなかったことが、女君が結婚したことで明らかになり
紫の上にも「あなた疑っていたわね」と言う
女君が出仕することを大将は不安に思っているが、これをいい機会に、宮中を退出するときに自分の邸に引き取ろうと腹づもりをし、ほんのしばらく参代を許した
感想
ってえー?!髭黒大将?と結婚?しかも男の子生まれてるし!
いつのまに?! と思ったら、大将、仲立ちをさせたのね
ち、力技……光君の立つ瀬なしというか
大将と結婚して光君の良さに気付いた玉鬘。時すでに遅し。