あらすじ
台風が来て後始末に追われる夕霧
光君の元へ来た夕霧は
紫の上の顔を見てしまう
目を逸らせないほどうつくしく
父が紫の上を隠す理由がわかった
祖母大宮と父光君には日々顔を見せに参上するが
今日は台風のため大宮が大変怖がっている
そのことを伝えると、光君は早く行ってあげなさいと大宮をいたわう
大宮は夕霧の訪問を喜び
息子の内大臣はよそよそしい
夕霧は先ほど見た紫の上のことが忘れられず
なぜ花散里のような人が妻なのかよく分からない
自分は紫の上のようなうつくしい人を妻にしたい
そうしたら寿命も伸びるだろうと考えている
西の対に居る玉鬘は
台風の恐ろしさで眠れず夜を明かし
遅くなって身支度をしている
そこへ光君がやって来て
話している所を夕霧が居合わせる
夕霧が居ることを知らない光君は
玉鬘に親しげに寄り添い戯れている
その様子を見た夕霧は父のことを気味悪い、おぞましいと思う
感想
野分だから今で言う台風のさなか
後始末に追われる夕霧が
父と玉鬘がイチャコラしてるところを目撃してキモって思っちゃうw
そりゃそうだ
後は紫の上の姿を見てしまって心がざわついてる。父が隠すのも分かると。
昔の人って化粧とか発達してなさそうだけど、美醜は元が勝負?