広く浅く

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本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび 古内 一絵

女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび 古内 一絵

女王さまの夜食カフェ - マカン・マラン ふたたび

マカン・マランシリーズ2作目

 

今回もシャールさんに癒やされる人々と、ジャダをはじめとする仲間たち、1作目で出てきた登場人物達の再登場と豊富なラインナップでお送りする

 

前作のラストで入院することになったシャール。今もまだ復帰しておらず、ジャダが留守番をしていた。

そこにやってくるのは、派遣社員のOL真奈だった。

真奈は職場に馴染めず、ボス的存在の美知佳の顔色をうかがっていい人のポジションにいた。そんな自分をつまらないと思っていた。

ある時、同僚の一人が辞めるというので、ボスになにか見繕ってこい言われ途方に暮れていた。偶然マカン・マランの前を通りかかり、真奈の挙動を怪しんだジャダに驚いた真奈が怪我をしその手当をするべく店に招かれた。<蒸しケーキのトライフル>

 

他、実家の温泉宿を継がされそうになっている漫画家<梅雨の晴れ間の竜田揚げ>。子供が発達障害かもしれなくて、ピリピリしている母親<秋の夜長のトルコライス>。常連客・柳田の娘の進路問題<冬至の七種うどん>の4話からなる

 


どの登場人物たちもシャールの手料理と話によって癒やされるが、現状を打開するのは各々次第だった。

 

それにしてもシャールさん無事でなによりだ。前作の終わり方がなんか危うくて、シリーズ4作続くと分かっていてもヒヤヒヤさせられた。ジャダが留守番なんかしてるから、ひょっとしてひょっとするかも?なんて一瞬考えたくらい。

 

ジャダが留守番してて、お裁縫は得意でも料理は苦手なのねって分かったw

 

今回の登場人物たちはみんなハラハラさせる展開だった。まぁみんな無事いい方向に解決したから良かった。

 

保護者軍団の母親たちも、スーパーで働いてるひいきの客である保護者にフォローされてて事なきを得たし。持つべきものはお得意様だよね?違うか。シャールさん達の真面目な仕事っぷりが評価されたのよねきっと。

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