広く浅く

広く浅く

本の感想。ジャンルは文芸・ファンタジー・SF・ミステリ。ほのぼの系が好き

【読書記録】2023年11月16日~11月30日までに読んだ本

11月はたくさん読めたので2つに記事を分けました

その後編です

今年も残すところあと1ヶ月

はやいですねぇ

今年のベストも決めねば

 

上旬はこちら

hiroku-asaku.hatenablog.com

 

 

転職の魔王様2.0 額賀澪

ドラマ化以前に読んでて続編とのことで読みました

 

キャリアアドバイザーCAとして2年目となった千晴。

求職者に寄り添いまるで天使のようなCA天間や転職歴8回目の転職王子などなど 短編集。

今回も面白く読ませてもらった。 こんなに親身に相談にのってくれたら1度エージェント使ってみたいよね。

 

 

後宮の烏3 白川紺子

アニメを観てて続きが気になったので、アニメの続きからということで3巻から

 

後宮に夜伽をしない「烏妃」という存在がいた

失せ物探しから呪殺まで請け負うという「烏妃」とは

 

3分で読める! ティータイムに読むおやつの物語

書店のツイートを見て気になって読んだ本

サクッと読み終えられるおやつにまつわるアンソロジー

 

神去なあなあ日常 三浦しをん

Xのタイムラインに流れてきて気になった本

 

高校卒業後フリーターになろうとしたところ林業の現場に追いやられてしまった男の子の、山の神と山の仕事の話。

林業と言う仕事が山にとっていかに大事かよく分かる。

自然といっても、放置された山では鬱蒼とする。

神去村の四季も美しい。

 

神去なあなあ夜話 三浦しをん

神去なあなあ日常の続編、後日談。

面白かった。恋愛要素が多かったかな。

神様の話、ミキ・ヨキ夫婦のなれそめ、直紀さんその後。

 

【読書記録】2023年11月1日~11月15日までに読んだ本

今月読んだ本がちょっと多かったので上旬と下旬に分けます

秋を通り越して寒くなりましたね

 

 

わたしの幸せな結婚 三  顎木 あくみ

アニメ化されてて続きが気になったので原作を読もうと思って読んだ

「異能」という言わば魔法の能力を持つ人々が生きる世界で

異能を持たないと蔑まれ虐げられた美世の物語

 

清霞の両親が登場。あと清霞と美世は初々しい。

 

 

夜が暗いとはかぎらない   寺地 はるな

寺地さんの本はコンスタントに読んでて、不意に既刊全部読破しようと思いたち

読んでる最中です。

寺地さんの書く本は、なんて言ったらいいんだろう。言語化するのが難しい感情を小説にしてくれて、毎回感動させられてる。

今回の本は、閉店が決まったあかつきマーケットのマスコット・あかつきんを巡る人々の暮らしを綴る連作短編集。

 

森沢カフェ 森沢明夫

著者の幸せのヒントが散りばめられたエッセイ。

著者の作風と同じな世界観のエッセイ。

読むと心が明るくなる。

 

夜空に浮かぶ欠けた月たち 窪美澄

窪美澄さんも好きでよく読んでるけど最近読んでなかったので

直木賞も受賞されましたよね

 

ひっそりとたたずむメンタルクリニックを訪れる人々の短編集。

 

藍色ちくちく 魔女の菱刺し工房

菱刺しという刺繍の一種を題材にした小説

 

菱刺し工房に集う人々の話と工房主のより子の人生。

私も菱刺しと似たこぎん刺しが好きで刺してたから登場人物達の気持ちが理解出来る。マイナーだと思ってた刺し方の小説が読めるのは嬉しい。 

 

今週のお題「芋」とちらっと本紹介

今週のお題「芋」

 

「芋」と言ってまず思い浮かべるのは「さつまいも」です

里芋、じゃがいも、長芋、色々あるけど

じゃがいもも好きです、じゃがいもを使ったお菓子が好きで

堅揚げポテトやじゃがりこが好み

あの硬い歯ごたえがいい

 

えーと本題の「さつまいも」でしたね

最近では色々なところでスイーツのフェアがあったりします

スタバ、ミスド、コンビニ、などなど

ミスドが好きな我が家はフェアがある度に買いに走ります

美味しいよ、さいまいもド

 

秋は食欲の季節なんて言ったりしますけど

美味しい食べ物があれば美味しくいつの季節も頂いちゃう気がします

 

読書ブログなので「芋」をテーマにした本でもあるかなぁと

記憶を辿ってみますが

芋たこなんきんぐらいしか思い出せませんでした汗

 

スイーツをテーマにした本ならこのあたりがおすすめかな?

 

「ときどき旅に出るカフェ」

 

「満月珈琲店の星詠み」

 

「ぶたぶた洋菓子店」

 

どれも美味しそうな文章で描かれてます

 

どんな内容か思い出してたらお腹空いてきた

そういえばさつまいも買ってきたんだった

どう料理して食べようかな?

ふかしいも、スイートポテト、天ぷら、煮物も美味しい

 

【読書記録】2023年10月に読んだ本

ということで今月からまとめ記事アップしていこうかと思います

いつまで続くかわからんけど💦

 

猫を処方いたします。 石田 祥

「中京こころのびょういん」を訪れる患者に処方されたのは本物の猫?!

面白かった。最後はちょっと泣けた。

続編出たりしないかな?と思ってたら続編があるようです。

 

 

紙屋ふじさき記念館 故郷の色 海の色   ほしお さなえ

シリーズ4作目

佳境に入ってきた。 別の物語「三日月堂」ともリンク。

記念館の未来はどうなる? 百花の進路も決まる?

完結巻の発売もされることだし。 今後読めないのはさみしくなるな。

紙こものの話好きだった。

 

 

湯治場のぶたぶた 矢崎存美

今回のぶたぶたさんは湯治場。

温かいお風呂と美味しい家庭料理とぶたぶたさんのお話で癒される。

やっぱり温泉はいいよなぁ。 また行きたい。

そして美味しそうな料理にお腹が空く。

 

 

祖母姫、ロンドンへ行く!  椹野 道流

Twitterかな? 話題になってて読んでみた。

祖母をイギリスへ5泊7日でエスコートすることになった娘の珍道中

 

面白かったー! 祖母姫さん素敵な女性だね。

凛として背筋が伸びてそうで。

一流ホテルのサービスは流石だった。

 

きまぐれロボット  星 新一

はじめて星新一さんの本読んでみたけど面白かった。 童話のようで。

ショートショートだから読みやすい。 教訓めいたものもあった。

 

新たな物語(匂宮 源氏物語 下 角田光代訳)

あらすじ

光君が亡くなった後、今の帝と明石の中宮のあいだに産まれた三の宮(匂宮)と女三の宮の産んだ若君(薫)、それぞれが気高くうつくしいと評判であった。

若君は光君の血筋もあるが、光君が若い頃より評判もいい。

 

光君亡き後六条院に住んでいた女君たちは、それそれ終の住処となる住まいに移っていった。

しかし夕霧は、亡き人がいなくなった後も六条院をさびれさせないため人影をたやすことないようにしたいと言う。そして六条院の東の町に落葉の宮を住まわせて、雲居雁の住む三条院と15日ずつ通っている。

 

薫の元服の儀も冷泉院で行われた。秋に右近中将となる。

三の宮はひたすら仏道の修行を静かに続けていて、所在ない日々を送っている。

若君はそんな母宮を訪れたいが、東宮たちが若君を気に入って遊びにさそうので中々会いに行けず、この身を二つにしたいと思う。

そして自分の出生をうすらうすら気づいてはいるが、誰かに確認するにも聞ける人がいないので心に引っかかっている。

母宮のことも仏道にはげんでいる姿を見ているが今生では極楽浄土に行けそうもないので、母宮の仏道修行を助けて来世だけでもしあわせになって欲しいと思っている。

柏木のことも煩悩を断ち切れずに成仏できないのではと思っている。

若君はなんともいえずいい香りがする持ち主で、何もつけてなくても若君と分かる香りがするのであった。

それに対抗して匂宮はあらゆる香を薫きしめ、朝夕の仕事として調合している。

匂宮と若君は世間では匂う兵部卿、薫る中将と噂されていた。

 

感想

次世代の物語がはじまりました

てっきり源氏物語は全て光君の物語だと読む前は思ってたから驚いたものです

で、薫と匂宮。ライバル、好敵手。まだそんなところにはいってないけど

今後が楽しみな二人

いい匂いのする薫、どんな匂いがするか嗅いでみたいものです

 

 

春に読みたいおすすめ小説

春に読みたいおすすめ小説

3月かーもう春はすぐそこだなぁ ってことで

春に読みたい5作選んでみました

 

みなさんのおすすめはなんですか?

 

・風の港 村山早紀

春といえば出会いと別れの季節

ということで、旅立ちの舞台空港がテーマの作品です

 

・桜風堂ものがたり 村山早紀

桜がタイトルに入っているので選んだ作品です

桜風堂という書店を舞台にした話で本好きな人にもおすすめです

続編もあります

 

・ぶたぶたのお引っ越し 矢崎存美

出会いと別れなので引っ越しがテーマの作品を

ぶたぶたさんという外見はぬいぐるみ、中身はおじさん(妻子持ち)が繰り広げる

心温まる作品です

 

・れんげ荘 群 ようこ

仕事はじめの皆様、仕事が億劫な人もいらっしゃるだろうけど

この本を読めば最悪働かなくてもなんとかなると安心して

また新たな気持で仕事が出来るかなと思い選びました

 

・ただいま神様当番 青山 美智子

通勤通学にこんな出来事があったらいいなと思いを込めて選びました

 

光君の幕引き(幻 源氏物語 中 角田光代訳)

あらすじ

年が明けても光君の悲しみは癒えなかった
紫の上との思い出を振り返ったり
気心の知れた女房たちを呼んで話したりしているが
親しい人以外には会おうとしない
夕霧でさえも御簾越しに会う
明石の中宮の息子三の宮(匂宮)だけは光君のそばにいる
亡くなる前に紫の上が言い残したとおり、匂宮は西の対の紅梅をだいじにしている

春が深くなっていくにつれ
心が落ち着かず、何を見ても胸が締め付けられるので
山奥に入ってしまいたい気持ちが日に日に強くなる
匂宮が、ぼくの花が咲きました。散らないように几帳を置いて帷子を垂らしておいたら、風を防げるのではないのかなというのに対して
いいことを思いつきましたねとこの宮だけを遊び相手にしている
そうして、匂宮と遊べるのも残り少なくなってきた。まだ死ぬわけではないが会う機会もなくなるだろうと告げた

 

『雲隠』と記しただけの章があって中巻は終わる

感想

光君、亡くなりましたね
最愛の紫の上が亡くなってから悲しみに暮れて
思えば、葵の上に藤壺、そして紫の上と愛する人々を見送って来た光君
年齢もあるのでしょうが、長い年月を共にした紫の上の死は計り知れません

 

これで中巻は終わり
続きは下巻というところ
でも下巻は息子の薫の物語
てっきり下巻も光君の物語が読めると思ってたから拍子抜け
息子は息子でも血の繋がりはないからね
柏木の息子だし
でも母が女三の宮だから光君の姪で…
関係ないわけじゃなさそう

注目記事